2023/05/28
こんにちはKATSUKENの勝部です
今週は構造計算に入る物件が1件と大津の新築気密測定
また今月は上棟1件と地鎮祭も1件、解体工事の始まるリノベ1件
有難い事です
トップページでもお伝えしておりますが大津の家は6月4日が構造見学会
まだ空きの時間は有りますのでご興味のある方は是非
さて本日はUA値はどれくらいが推奨か?
当社の標準仕様は別として個人的に最低ラインはどれ位が良いのかというお話
2025年に全ての新築住宅に省エネは義務化されます
しかしその基準は世界に比べてあまりに低いもの
義務化される等級4はUA値0.87、最低室温の目安として
「おおむね8℃を下回らない」
この家寒いでしょ!!エネルギーコスト凄いでしょ!
としか私は思いません
これ以下が当たり前に建てられている現在に比べたら良いかもしれないのですが
こたつで採暖やアパート暮らしでのエアコン利用の生活から
この等級の家で全室暖房に切り替わればエネルギーコストはむしろ上り
CO2削減どころではありません
太陽光発電や設備はあくまでも補助的な部分
まずは断熱強化をして外気温の影響を受けにくい躯体を作らないと
高性能住宅のイメージは魔法瓶、性能の良い魔法瓶は中に入れた飲み物の温度を保ちやすい
魔法瓶が建物、飲み物が室内温度、何となくわかりますかね?
性能の低い家ではすぐに室内温度が下がり暖房器具は全力疾走
この電気代高騰の時代に家計を圧迫していくのは目に見えています
下の表は約現在の単価Kwh=37円での光熱費シミュレーション
2030年に義務化予定の等級5ZEH基準の家と当社標準仕様の家の差
年間光熱費は8万円の差があり
住宅ローン期間35年で280万円の差があります
280万円もあれば断熱工事なんて余裕で出来ますよ
ローンと共に必ず払い続ける電気代
イニシャルコストとランニングコスト
しっかりと検討する必要がある事です
そして下は今後この位になるだろうと言われている
Kwh=50円の場合
年間光熱費は11万円に広がり
住宅ローン期間35年で385万円の差になりました
太陽光の費用も出ますね(笑)
あなたならどちらの家を選びますか?
まあこれはあくまでも当社標準仕様との差
個人的な最低でもこの位のラインというのはやはり
等級6又はG2以上を目標にしていく事ではないかと思っています
6地域(出雲のほとんどの地域)のG2は断熱先進国の最低基準ライン
それ以上を目指していくというのは最低ラインかなと思っています
そもそも当社では断熱の標準仕様は決まっていて
UA値とか断熱等級などという言葉は使いません
無暖房で室温が何℃になるのか、電気代はどれ位になるのか
お客様が家造りにおいて性能で悩む事は無いという事です
どうぞ35年後に後悔しない家造りをして下さい
2023/05/22
こんにちはKATSUKENの勝部です
1月に購入した海上コンテナ、2月から工事が少しづつスタートし
4月末に完了して、いよいよ展示品の準備が出来ました!
そもそもこの海上コンテナで何がしたかったのか?
改装したコンテナの中に照明器具やアイアンの金物を展示したり
木工製品の販売、更にはヌックの体感スペース等
小さなコンテナ内に色々と詰め合わせて見ました
照明器具、木工製品、アイアン金物
その場での販売や受注、こんな物を作って欲しい等の相談も受け付けております
但しスタッフが常駐して居る訳ではありませんので予約対応となりますが
是非見にお越しいただけたらと思います
2023/05/21
こんにちはKATSUKENの勝部です
先週は当社から独立した大工さんが請け負っている新築工事の棟上げの手伝いに行ってきました
現場は二人の社員に任せ、もう一人の社員と共に。
張り切って仕事をしていると、足場に段差がある事に気付かす膝を強打
見ていたみんなが笑っていました(笑)
しばらく悶絶、もうそんなに若くないですね
まだちょっと痛いので今日は自転車やめておきます(笑)
さて今日はそんな大工のお話
大工の世界は助け合い
基本は一人親方と呼ばれる個人事業主の方が多いのですが
重い材料や長い材料もあり一人で仕事をするのは大変です
そんな中お互いの現場を助け合いながら仕事をします
当社は社員大工が3人いますが
棟上げとなると8人位いないと人手が足りないので
やはり4人位の大工さんには力を貸してもらいます
逆を言えばその大工さんに人手が必要な時には力を貸す
まさに助け合いです
職人不足が著しいこのご時世ですが
御施主様の大切な家造りですので誰でも良いから人手が有ればという訳にはいきません
腕が良く、当社の心意気に寄り添ってくれる職人さんでなければ
ですので心掛けているのはなるべく早めに工程表を作り上棟日を決め連絡する
そして他より高い賃金を払う
皆生活がありますし、その中でどこの仕事を選ぶのかという中で条件は非常に重要だと思っています
そんな事をしたらお客様が払うお金が増えてしまうのでは?と声が上がるかも
確かにそうかもしれませんが、仕事の質が全く違います
「見えなくなるからこれくらいで良いか」と思って仕事する人と
「見えなくなる場所だからこそ丁寧な仕事を」と思って仕事をする人
大きなローンを組んで一生住む家、あなたならどちらの人に頼みたいですか?
見えなくなる所というのは逆を言えば後から取り返しの付かない場所
自分の経験上、前者の場合見える所も仕事が雑な事が多い
当社では社員大工にそういった部分をとても厳しく教育しています
見えない場所を丁寧にすると、見える場所はもっと丁寧な仕事をするもの
仕事は当然ながら、現場を綺麗に片づけているか
身だしなみや足場でのヘルメット、お客様への配慮等
技術だけでもダメなのがこの世界
いやそれはどこの世界でも一緒ですね
一日の仕事はノルマではなくそこに住み続けていくお客様が
健康で快適に暮らしていく為の手助けある
自分の技術に過信する事なく、常に疑問を持ち、技術を磨きより良い物を創る
当社の理念です
家が完成するまでには多くのストーリーが存在し
数々のドラマがあります
そしてそれを支えているのは職人さん達
あなたの家造りがそんな職人さんに施工されますように
2023/05/14
こんにちはKATSUKENの勝部です
コロナは8日から5類に移行しましたね
自分自身、打ち合わせ以外では随分前からマスクを取っていましたが
昨日の夕方の打合せスタート時にマスク着用で来社されたお客様に確認
「マスクしたほうが良いでしょうか?」
お客様「無くて良いですよ」と即答
そこからお客様もマスクを外され、昨日はマスクなしでの打合せでした
随分久しぶりの感覚でしたが、一番感じたのは表情が良く分かる事
こちらの提案に対してのお客様のリアクションが凄く分かりやすかった事です
スムーズな打合せとなりいつもより会話も弾みましたね
2時間ちょっとの間ずっと良い子にしていたお子さんにも感謝でした
さて今日は構造材のお話
家を支える骨組となる木の事です
一般的に多いのは米松、強度は高く北米から大量に輸入されている木
それに対して当社が採用しているのは出雲市産材の杉
元々使い始めたきっかけは補助金が給付されるという事が
着目のきっかけにはなったのですが
地元で共に生まれ育った木を一生住み続ける家に使う
と言う所が大きなポイントで
出雲の地の気候風土に合う為、湿気による影響を受けにくい
(出雲の山で育った木)
そしてお客様の家造りが地元森林を維持することに加えて
輸送コストの大幅削減(北米からくる木と出雲の山で取れた木の差)
これは大幅なCO2削減の効果がある事から
お客様の家造りがSDGSに繋がっているのです
地元にお金を落とす事によりそのお金はまた地元で廻る事により
地域経済の活性化にも繋がる、良いことだらけなのでwinwinです
金額はどうなのだ?という声が聞こえてきそうですね
実際米松に比べると少し高いです
しかし補助金で十分にお釣りがきます!
次に強度はどうだという声が聞こえてきそうですね(笑)
当社では許容応力度計算に基づいて一本一本の梁成計算を行っています
そして使っているのは認定を受けたJAS材ですが安全側で見る為に
無等級材という少し強度を弱めにして計算を行っていますし
高断熱住宅特有の断熱材の重みや太陽光の荷重等もしっかりと加えて計算していますので
計算をしていない米松の家よりよっぽどしっかりしています
そして今年度出雲市が作成されたPRシートがこちら↓
10年位全棟標準で出雲市産材を使ってきたので
今回森林政策課の担当の方から作成に関してご協力してくださいと
そして出来上がったのがこちらという訳で
当社が出雲で1棟目のシート設置になったよう
担当の竹内さんのセンスが光った良いシートだと思います
一生住む家の大切な役割を果たす構造材
是非ご検討されてはどうかなと思います
その場合、感覚や雰囲気だけではなくて
特性や強度計算等、根拠に基づいた考え方、使い方が
出来るところに依頼出来ると安心ですね
2023/05/07
こんにちはKATSUKENの勝部です
今日はGW最終日、遠出の計画が無かった為作業場にテントを建て
間に仕事を挟みながらも家族でゆっくりと過ごせた連休になりました
今週から全10回の全館空調講座も始まりますので、リフレッシュして
明日からまたしっかりと頑張っていこうと思います
さて本日は窓のお話
当社が標準採用しているのはYKKAPの樹脂窓、APWのトリプルガラス
リフォームの場合はAPWのペアガラスを使う事もあります
日本で流通しているのは「アルミ」「アルミ樹脂複合」「樹脂」の3種類
かつてはアルミが主流、少しずつアルミ樹脂複合に移行し、現在は樹脂窓の採用も少しずつ増えてきています
昨年日本の新築住宅での樹脂窓の採用割合は26%
日本以外の先進国では樹脂窓が主流で欧米各国では60%以上
アジアでも韓国80%中国30%と日本の意識の低さが良くわかります
なぜこのような事になっているのか?
それは日本だけ窓の断熱基準が無いからなんですね
海外の多くの国では高い水準が定められています
日本では2025年に省エネ基準が施行されますが
今の所窓そのものに対しての基準は定まっていません
樹脂窓が何故重要性かと言いますと、断熱の中で一番の弱点が窓だからです
熱の通しやすさの割合として最も通しやすいのがアルミ
下記表の通りアルミの熱伝導率237W/mkに対して、樹脂は0.2W/mk
という事はアルミは樹脂の1000倍熱を通すことになります
夏の暑さ、冬の寒さの移動が1000倍違うという事です
壁の断熱材が10cmあるのに対して窓は1枚のガラスが3~4mm
樹脂製のトリプルガラスを持ってしても断熱材57㎜分なのです
この事実を知ったうえでこれ以外の窓の選択肢は自分は無いと思います
上図参照でアルミ樹脂複合では下枠結露のリスクも高い
結露→カビ→ダニと衛生面でも差が出てしまいます
耐久性に関しても樹脂窓はすでに世界で60年、日本で40年の実績があり
特に北海道では夏に30℃を越え、冬には-30℃になる過酷な環境での実績もある為
心配がない事はお判りいただけると思います
コストが上がる事がポイントにはなるかと思いますが
何十年と暮らしていく家で、光熱費削減、健康的な温熱環境等トータルコストを考えた時に
決して高くはないはずです
通風、採光、眺望、断熱、動線
冬の窓際を特等席にするか、寒くて近づきたくない場所にするか
窓の重要性をしっかりとご検討下さい
2023/4/30
こんにちは勝部建築の勝部です
上棟を無時に終え工事が順調に進んで安堵して迎える日曜日です
当社1年ぶりの新築工事となった今回の工事
昨年はリフォームや店舗改装のご依頼を頂く年でありました
その間各地を飛び回り、情報収集して勉強を重ね、知識を高めた1年
高性能住宅に取り組んで8年目を迎えた今年
松尾設計室の松尾和也さんにツッコミを入れられリニューアルしたロゴ
構造塾で勉強を続け内製化した許容応力度計算
ラファエル設計神長さんの物件で勉強させてもらい採用決定して
今年度から標準仕様にした付加断熱
仕様変更後の新築1棟目が今回になりました
個人事業主時代から15年使っていたロゴを一新 ↑
グラスウール付加断熱です
躯体外側に下地を組み、105㎜の断熱材を敷き込み
内部と外部で合計210㎜の断熱材の厚さになります
雨に会う事ない最高の流れ、1週間でシート張りまで進みました
また今回から透湿防水シートは3mを採用して
間のテープ貼りやシートの抑え釘を大幅に削減
本を読んだりネット記事を読んだりも沢山しますが
やはり人に会い現場を見させて頂く事の大切さを痛感しました
この1年の勉強を反映させ実践し
しっかりと実測を行っていきます!
連休明けからは当社で施工が決まっているお客様向けの構造見学を行う予定です
数組なら対応可能ですのでご興味のある方はお声がけ下さい!
2023/4/23
こんにちは勝部建築の勝部です
本日は日曜日で会社はお休みですが、明日の上棟に備えた準備をしていました
天候に恵まれる事を祈っています
今日は高性能住宅と医療費というお話
高性能住宅に転居すると8割以上の人が健康状態をはじめ手足の冷え
咳、気管支喘息、、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、かゆみ等
様々な症状が改善するというのはすでに有名なお話
近畿大学の岩前教授が様々な調査を行い発表しておられます
一般的に寒さを感じる室温は18℃以下とされています
18℃を下回ると様々なさまざまな症状が…
室内の温度差や寒さに起因する病気は非常に多く
中でも最も危険なのはヒートショック
ヒートショックでの年間死亡者は約14000人とも言われ
交通事故の2~3倍と言われています
温度が下がる事により死亡リスクが上がる病気はそれだけではなかったり…
また暖かい布団に入っていても冷たい空気を吸い肺や内臓等が継続的に冷え続ける事での健康リスク
そういった所から室内の温度は非常に重要になるという事になります
断熱性能の高い住宅は電気代も医療費も安くなりますので
工事代金はあっという間に元が取れます
幾らでもお金がある人なら良いかもしれませんが
そんな方はそうそういないでしょう
後から大変な想いをしない為にも新築やリフォーム、リノベーションをお考えの際には
断熱の重要度を高くしていただきたいです
長い目で見て最も経済的な家をつくりませんか?
自分の為にも子供の為にも地球の為にも
暖かい家を創っていきましょう。
2023/4/16
4月11日発行の山陰経済ウィークリーに、ほんの少しだけ当社の記事が掲載されました
お題は「ZEH超え住宅普及へ」
2025年に義務化される省エネ基準にどう対応していくか
というような趣旨の記事で、長年高性能住宅に取り組んでいる当社に
お声がけ頂いたというような流れでした
実際話をさせて頂いたのは、国が定める最低基準がどの程度の物なのか
その基準の家と当社の家でどのくらい温度が違うのか?
というようなお話をさせて頂き
エネルギーコストや電気代も含めてシミュレーション等も見てもらいました
↑は資料の一部です
右の表で25年に義務化されるのが等級4
30年に義務化されるのが等級5になります
等級5でおおむね10℃を下回らない
とあるわけですが
出雲市で外気温-2.5℃の日
2030年の省エネ基準が左側で室内温度5℃
当社の標準仕様では17℃と
12℃の差がある訳です
暖房を使用した時に電気代に大きな差が出る事は一目瞭然
この電気代が35年のローン終了時にどの程度の金額の差になるのか等
そこら辺の話までがっつりしたのですが
記事にはなっていなかったので
熱く語りすぎたのかな(笑)
2050年カーボンニュートラル実現を目指したとき
当社だけがこのような家造りをやっていてもとても間に合いません
多くの実務者の方に広がっていくと良いなと思っています
多くの実務者に広がれば
多くのお客様が健康で快適、電気代に怯えなくても良い家で暮らす事が出来る
お客様の健康と電気代を考えた家造りが出来る会社が
もっともっと増えていってもらいたいと願っています
2023/3/26
今年から内製化した許容応力度計算と温熱、一次消費エネルギー計算
先月行った1棟目で書類提出まで7日間もかかりましたが
昨日2棟目を完了しましたが3日で終わりました、成長ですね(笑)
さて本日は換気の重要さ
高性能住宅として重要なものそれは、断熱、気密と来たら次は換気です
断熱性が良く保温が効き、気密性が良く隙間風の影響を受けにくくなった時
大切な事は室内の空気が籠る事無く順々に新鮮な空気に入れ替わる事
住む人の呼吸から出る二酸化炭素や内装材から出るホルムアルデヒド等
換気計画が疎かになると室内の空気は汚れていってしまいます
法律で24時間換気は義務化されていますのでどこの家にもある訳ですが
当社が選んでいるのは第一種熱交換換気で
空気の入れ替えは全て機械で行い、入替時に熱交換するものです
イメージ↓
夏ですと室内の冷えた空気を排気する時に熱交換器内のエレメントを冷やし
その冷えたエレメントを通って外気が熱交換され入ってくる
冬も同じ理屈でさらに水蒸気の回収もしてくれますので乾燥防止にもなりますし
来客などで人数が増えた時でもリモコンのボリューム調整で簡単に風量の調整が出来ます
高気密、高断熱が進めば進むほど、換気は重要になり
これを怠ると結露の可能性も高まりますので更なる危険を伴います
断熱、気密、換気どれか一つでも欠けたら高性能住宅とは言えません
人生の3分の1は家の中で生活すると言われている中
家族が健康で快適に暮らしていける住空間を作る為に換気は非常に重要です
しかしどんな換気システムを採用しても気密性が悪ければ有効に機能はしない
断熱性能を発揮する為には気密性能が重要で
断熱性能が高くなければ熱交換換気も効果は半減
断熱、気密、換気のバランスが大切だという事を覚えておきましょう。
2023/3/19
行政へのプレゼン資料を作っていて思い返したのが
「気密」の大切さ
何故思い返すかと言いますと
2025年に住宅の省エネは義務化されます
これは本当に素晴らしい事なのですが
最低基準はまだまだ低い
もし義務化がかったらそれより下の家も出来てしまいますので
それよりは随分ましだと思わなければなりませんが
当社の建てている家や他国の基準に比べたらまだまだ低い
断熱や光熱費に関する部分はまたお話しするとして
今日は気密のお話
と言いますのも国の省エネ基準は断熱材の厚みや、窓の構造等ばかりで
肝心の気密に関しての項目は無いのです
高断熱住宅にすると家の中は暖かくなります
しかし気密が取れていなければ色々な所から隙間風が入ってきますので
足元だけが冷たくなります
この写真は13年前に建てた当社事務所
外気温0.1℃時の天井温度
エアコン設定温度は25℃で23.6℃になっています
丁度分かりやすく等級5(2030年国の最低基準)くらい
当時まだそこまでの知識が無く断熱材はそこそこ良い物を入れて
その頃の上位等級の窓を使いましたが気密に関しては全く考えておりませんでした
結果として気密性が悪い為
足元の温度は16.9℃です
この時の天井と床の温度差は6.7℃
末端冷え性の私は、とても耐えられません
顔は暑いが足は寒い
最悪な状況です
更に室温を上げようものなら湿度はどんどん低くなり
今度は乾燥を感じやすくなる
それじゃあ加湿をすれば良いじゃないかと思うはずです!
ですが加湿を頑張っても今度は隙間から水分が抜けていく
それが原因となり結露、カビ、ダニと負の連鎖
断熱と気密は必ずセットです
どちらかが欠けても良いなどありえません
国の基準にない「気密」
これから義務化に伴い加速するであろう高性能住宅
気密測定もやらずに暖かい家になりますよという会社が出てくるのではないか
高断熱にしたはずなのに寒い
このような事にならないように
皆様がまともな建築会社を選ばれる事を願います。
2023/3/12
先日の講習会から色々と思うところあり(2/20ブログ参照)
共に高性能住宅に取り組んでいる地元工務店仲間4社で動き出すことになりました
2025年に義務化される省エネの等級による温度や一次消費エネルギーの違い
それに伴う家庭からのCO2削減量
県民が健康で快適に暮らして行く為の家造りが地球の環境を守る
カーボンニュートラル実現に向けて今どう動くのか
そのような事をより多くの実務者に理解して貰うために為に
島根版NEST、ReNEST実現に向けて尽力していこうと思います
先週は島根県地球温暖化防止推進センターの方と意見交換
こちらはしまねの魅力とエコライフが調和した「しまね流エコライフ」を応援し、
環境団体・地域団体・学生・イベント等を広く支援しておられて
様々な活動を行っておられます。
しまねエコライフサポートセンター・エコサポしまね|島根県地球温暖化防止活動推進センター|(公財)しまね自然と環境財団松江事務所 (nature-sanbe.jp)
相談した時に、凄く共感して頂き
「建築の知識が無く、業者さんからこのような発信をして頂けのは非常にありがたい」と言って頂き
言い出しっぺの私が作ったプレゼン提案
意見交換をさせて頂きました
やはり見る先は同じです
地球の未来、気候危機とどのように立ち向かうのか
出来る限りの協力をさせて頂くとまで言って頂き
いよいよ次のステージへ
今週は県庁にお邪魔し行政の方との意見交換の場を設けてもらえることになりました
着々と一歩づつ前に
4社の想いは一つです
未来の世代から感謝されるような活動を皆様と共に
しっかり頑張っていこうと思います!
2023/03/05
2023/03/01
2023/02/23
2023/02/20
2023/02/17
2023/02/12
2023/02/05
住宅研修ツアーに参加してきました
2023/01/26
昨日のブログは性能が中の中位の当社事務所では室内の温度ムラが天井と床で5度もあり、末端冷え性の私は非常に辛いという話でした。
それでは当社が建てさせてもらった高性能住宅はどの程度温度差が有るかを示すべく雪で道路状況は悪かったですが、お施主様宅にお邪魔させて頂きました。
温湿度共に非常に快適な状況でした
床温度は25.7℃
吹抜けの天井温度は24.8℃でした
床下エアコンが利いていて床の方が暖かい
快適を通り越して、真冬の格好でお邪魔した私はすぐさま熱くなるという状況でした。
お客様は薄着で、仕事に出ておられたご主人は最寒日でもTシャツにパンツで過ごしていたそうです
末端冷え性の私も凄く快適な空間
扉を閉め切っているトイレなどの温度差は2~3℃程度でかなり快適でした
我が家のように「扉を早く締めて」のケンカもないですね(笑)
そして日射の当たっている吹抜けの窓は26.6℃もありました
外気温-1℃から熱交換されて室内に入ってきた新鮮空気は
20.2℃と熱のロスも少ないです
暖かいはずですね
最寒日での実証が出来て良かったです
2023/01/25
予想通り荒れましたね
会社の前では約20cmまで雪が積もっていました
エアコンつけっぱなしですが事務所がとにかく寒いです
原因はいろいろありますが
やはり最大の原因はこちらのアルミサッシ
アルミ樹脂複合(上位機種でもありません)とはいうものの下枠は3.4℃
拡大写真で分かりにくいですが引違の窓で
窓枠の下から外気が入り込んでいるのが良くわかります
そのお陰で暖房設定25℃ですが
天井付近は18.5℃に対して
床付近は13.2℃
部屋の中で5度の温度差
自分は末端冷え性の為かなり厳しいです
当然窓だけが原因ではないですが
住宅性能の重要さが体感できますね
違いがはっきり分かるように
当社が建てさせてもらった高性能住宅に
お邪魔してレポートを上げさせてもらおう
2023/01/06
明けましておめでとうございます
今年も一年よろしくお願いします!
本日はお日柄も良く、現在新築のプラン契約を行っている
お客様の土地契約の立会に行ってきました
本当におめでとうございます
同時に周り情報を確認
更に現地で隣棟の影を確認して
早速一番悪い条件を想定してシミュレーションを行いました
下の写真は15時30分に現地で撮った写真なので
シミュレーションとバッチリ重なっている事を確認
これを元に配置、間取り、窓等一番最適な場所を選んでいきます
根拠に基づいたプランニング
そして最も太陽に素直な設計を現地で確認しながら行っています
最適な間取りが出来そうです