2026/06/28
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
一年の半分が過ぎましたね
本当にあっという間
ここの所とても快適に
過ごせていますが
もうすぐ暑い夏も来ます
身体を守る行動をとり
乗り越えていきましょう
さてそんな本日は
家相や風水を気にするべきか?
というお話です
今の時代にどう考えてるか
結論から言うと
昔から言われてきたことには
必ず何かしらの理由がある
家相や風水の考え方が誕生したのは
紀元前の中国です
日本で独自に発展し定着したのは
江戸時代頃と言われていて
当時の家は断熱材もなく
窓ガラスも
エアコンや冷蔵庫といった
電化製品もない…
いわば“外とほぼ同じ環境”の中で
暮らしていました
そんな時代背景を考えると
いくつかの家相の教えには
合理的な“暮らしの知恵”を
根拠とした側面があることがわかります
例えば
鬼門と言われる北東は
冬場に最も冷えやすい場所です
昔の断熱性能が低い住宅では
寒い脱衣室や浴室になりやすく
健康被害につながった可能性も
十分考えられます
反対に裏鬼門と言われる南西は
西日が当たり
暑さや湿気がこもりやすい場所です
冷蔵庫のない時代であれば
食べ物が傷みやすく
衛生面でも問題があった
玄関から家の奥が丸見えになるのは
良くないというのもありますが
冬場に冷気が吹き抜ける
という事から来ているのだと
つまり
昔の人は
科学という言葉は使わなくても
長年の経験から
「ここは避けた方がいい」
という知恵を
積み重ねてきたのです
一方で
今の住宅はどうでしょうか
高い断熱性能
高い気密性能
計画換気
こうした技術によって
昔は避けるしかなかった問題を
設計によって
解決できる時代になりました
ようするに風水や家相だけで
家づくりを決める必要はない
しかしだからといって
完全に無視していいとも
思っていません
もし住まうご本人や
ご家族が気になるのであれば
その不安は
毎日の暮らしの中で
ずっと心に残ります
何か悪いことが起きた時に
「あの間取りだったからかな」
そう思い続ける家では
本当の意味で
安心して暮らすことはできません
性能のこと
デザインのこと
予算のことだけではなく
風水や家相を
気にされるか
正解を押し付けるのではなく
そのご家族にとっての
安心できる答えを
一緒に考えることが
設計士の役目
家づくりで一番大切なのは
運が良くなる間取りを
つくることではありません
この家なら大丈夫
この家なら安心して
暮らしていける
そう家族みんなが
心から思える住まいを
つくることだと
気になる方も
信じる・信じないの二択ではなく
暮らしやすさを基本に
気になるポイントだけ意識する
という柔軟な考え方が
今の家づくりにはちょうどいい
昔の知恵を否定するのではなく
その理由を理解したうえで
今の技術で暮らしやすさに変えていくこと
風水に合わせることよりも
その家で健やかに
心地よく暮らせること
本当に見るべき方角は
鬼門や裏鬼門だけではなく
ご家族がこれから
どんな暮らしをしていきたいのか
そこなのだと思いますよ
それではまた次回(^^)
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2026/06/28
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
梅雨らしい雨の一週間でしたね
地震や台風そして出雲では
大きな火災がありました
クラファンやふるさと納税で
誰もが支援が出来ます
困った時はお互い様
ちいさな一歩を踏み出し
皆で助け合いましょう
さてそんな本日は
先日頂いた質問に回答させて頂きます
「制震ダンパーって必要ですか?」
質問ありがとうございます
最初に結論から言うと
私は必要な場合もあるし
必要でない場合もある
と考えています
少し曖昧な答えに
聞こえるかもしれませんが
とても大切です
制震ダンパーの役割は
地震の揺れをゴムやオイルの力で
減らしてくれる防御装置
クッションみたいにドン!
とくる力を
フワッと和らげてくれる
住宅に使う制震装置は
層間ダンパーといって
建物のフレームの中に入れる
ダンパーがメイン
そのダンパーも大きく分けると
変位依存型と速度依存型
の2種類があります
変位依存型というのは
壁倍率を持っているダンパーが
地震で建物が変形する時
ダンパーに大きな力が加わると
制震装置も機能し
地震力を吸収するっていう
変形してから効くっていうもの
もう一方の速度依存型は
建物の変形する速度に反応して効く
速度のイメージは
例えば地震で建物が
小さくゆっくり揺れる時って
速度が遅いのです
その時は大丈夫だなと反応しませんが
大きく早く揺れた時に
今だ!と速さに応じて
ダンパーが効いてきます
速度が速くなればなるだけ
その吸収力が増します
結局どちらが良いの?
と思いますよね
しかしどちらが良い悪いではなく
どちらにも良さがあり
有効性をどこに置くかなのです
変位依存型というのは
壁倍率があります
耐震性を上げて
制振も欲しいならこちら
壁倍率が増えるというのは
壁の量が増えるのと一緒ですので
耐震性能を増やす事になる
建物を硬くした上で
大きな地震が来たときに
バックアップ機能で
つけておける感じ
速度依存型は
耐震性の高い建物は硬いのですが
硬い建物が地震で揺れると
ガタガタと早く揺れます
そのガタガタという早い揺れに対して
最初の段階から
オイルダンパーが地震力を
吸収し続けて
壁の負担を減らしてくれます
硬い建物でも
柔らかく揺らす事ができるので
余力を残して建物を維持する
そういうものになります
耐震と制震は
似ているようで役割が全く違います
耐震は建物そのものを強くして
地震に耐える考え方
制震は揺れのエネルギーを吸収して
建物の負担を減らす考え方です
つまり骨格が弱いまま
制震ダンパーだけ付けても
根本的な解決にはなりません
例えるなら
足腰が弱い人が
高性能な靴を履いているようなものです
もちろん靴は役に立ちます
しかしまず鍛えるべきは足腰のはず
住宅も同じで
まず大切なのは
しっかりした構造計画です
耐震等級3を取得すること
壁量だけでなく
壁の配置を考えること
建物のねじれを少なくすること
屋根や床の水平構面を
きちんと設計すること
そして許容応力度計算によって
構造を確認すること
ここが出来て初めて
地震に強い家になります
逆に言えば
構造計画が不十分な状態で
制震ダンパーだけ追加しても
意味がない
近年は
能登半島地震や熊本地震のように
一度だけではなく
繰り返し大きな揺れが
発生するケースもあります
そう考えると
制震ダンパーにも
十分価値はあります
ただし優先順位を間違えてはいけません
制震ダンパーを付けるかどうかより
まずは建物そのものが
きちんと計算の元設計されているか
そこを確認していただきたいのです
本当に大切なのは
目に見えない部分
構造であり
断熱であり
気密であり
換気です
その土台が当たり前に備わったうえで
暮らしの質のをどう考えるか
基礎がしっかりしているから
その上に価値が積み重なる
制震ダンパーもその一つ
まずは骨格を整える
その上で必要なら
制震ダンパーを採用する
制震装置の意味合いを
理解して使えていれば良いので
家の場所や構造
何の揺れに対して効かせたいか
コストや設置の施工性
設置を検討する際には
あなたの家にぴったりな
ダンパーを選択して頂ける
実務者と出会って頂けたらと思います
間違っても
制震ダンパーを付けるから
耐震性は低くても大丈夫とか
耐震性が高いから
制振ダンパーは要らない
などと浅い考えにはならないように
大切な予算のかけ方を
間違えないようにだけ
お気をつけください
それではまた次回(^^)
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2026/06/21
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
久しぶりの雨ですね
植物が喜んでますww
グリーンセンターで
コウモリランが安く売っていたので
買ってしまいました
今日板付けしようと思っているので
とても楽しみです!
さてそんな本日は
1種換気VS3種換気
というお話
「1種換気と3種換気
どちらがいいですか」
そんな質問を受けることがあります
そしてその後によく出てくるのが
「元は取れますか」という言葉
確かに気持ちはよく分かります
設備には費用が掛かりますし
できるだけ無駄なお金は
使いたくありません
1種換気は
給気も排気も機械で行う方式
3種換気は
排気だけ機械で行い
給気は自然に取り入れる方式です
1種換気のメリットは
熱交換器によって
冬は暖かい空気を
夏は涼しい空気を
なるべく捨てずに換気できること
冷暖房のロスを抑えられるため
高断熱住宅との相性は良い
一方で
機械が複雑になるため
導入コストやメンテナンス費用が
高くなります
対して3種換気は
構造がシンプル
初期費用も安い
そのため多くの住宅で
採用されています
ただし
冬の冷たい外気や
夏の暑い外気が
そのまま入ってくるため
1種換気に比べると
冷暖房の効率は不利になります
しかし大切なのは
どちらが優れているか
ではありません
どちらにも長所と短所があり
高断熱高気密住宅で
しっかり空調設計された3種換気は
十分に快適ですし
逆に1種換気を採用していても
気密性能が低かったり
メンテナンスがされていなければ
期待した性能は発揮できません
つまり換気設備だけを見ても意味がなく
断熱、気密、空調、住まい方
これらを含めて考えることが大切
要するに設計者の実力次第という事です
そもそも換気の目的は
空気を入れ替えること
家の中に溜まる
二酸化炭素
湿気
臭い
化学物質
そういったものを
外へ排出するためにあります
つまり換気とは
快適な空気を維持するための設備
例えば皆さんは
飲み水を選ぶ時に
「元が取れるか」
で考えるでしょうか
おそらく
安全な水を飲みたいから
という理由で選ぶはず
空気も同じです
私たちは一日に
何10kgもの空気を吸っています
その空気の質を守るために
換気があります
ところが
換気の効果というものは
なかなか見えません
床暖房のように暖かさを
感じることもありません
太陽光発電のように
売電金額が見える訳でもありません
だからつい
コストだけで判断されがち
しかし実際には
換気がしっかり機能している家ほど
結露しにくい
カビが発生しにくい
臭いがこもりにくい
睡眠中のCO2濃度も上がりにくい
そんな効果があります
特に最近の住宅は
高断熱高気密化が進み
昔のように隙間から
自然に空気が入れ替わる家では
なくなりました
だからこそ
計画された換気が
非常に重要になります
私は普段
温度も測ります
湿度も測ります
気密も測ります
換気量も実測します
なぜなら
見えない空気こそ
暮らしの快適性を左右するからです
換気については
設備価格だけではなく
その先の暮らしも
見ていただきたいと思います
毎日吸う空気が変わる
結露やカビのリスクが減る
家族が健康に暮らせる
結局1種と3種どっちが良いの?
って所だと思いますが
どちらも使いこなすには
的確な空調設計と
お施主様のメンテが重要で
どちらを使うにも
設計者の腕次第であり
綺麗な空気を吸い続けるには
住まい手のお手入れ次第という事
換気とは
暮らしの質を守るための設備
空調設計をこだわる当社の
リノベーションモデルハウスで
換気計画も見ることが出来ます
興味のある方は是非
それではまた次回(^^)
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2026/06/14
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
昨日は次男の
中国大会を見に広島へ
弾丸で帰って
今日は月一の海岸清掃です
参加はこれで4回目
毎度のゴミ量に驚かされますが
毎回とても気持ち良いですよ
興味のある方はお声掛け下さい!
さてそんな本日の話題は
エアコン選定についてです
家電屋さんで良くあるトーク
「6畳の部屋なので
8畳用のエアコンを付けましょう」
エアコンには畳数表示があり
それだけ見ると
とても便利に思いますが
これ実は未だに昭和の住宅性能を
元にした基準のままなのです
畳数基準は1964年のJIS規格
当時の住宅は断熱性能がとにかく低い
アルミサッシ、シングルガラス
無断熱も当たり前の時代なので
同じ畳数でも
必要なエアコン能力は
家によって全然違うのです
昔の家と
今の住宅では
そもそも熱の逃げ方が違う
窓の性能も違う
日射の入り方も違う
つまり
帖数だけで決めるというのは
かなり乱暴な話なんですね
例えばですが
・窓が大きい家
・西日が強い家
・吹抜けがある家
・断熱性能が低い家
こういった住宅では
当然エアコン負荷は大きくなります
逆に
・断熱性能が高い
・日射遮蔽が出来ている
・気密性能が高い
・空気がしっかり循環する
こういった家では
小さなエアコンでも
驚くほど快適になります
「何帖用を付けるか」ではなく
「その家で
どれだけ熱が出入りするか」
を計算しなければならない
これが
負荷計算です
少しマニアックな話になりますが
実際には
・外皮面積、断熱性能
・窓面積、日射取得量、方位
・換気量
こういったものを
細かく計算していきます
さらに重要なのは
建物以外の熱も考える事
例えば
・人の発熱
・照明器具
・テレビ
・冷蔵庫
・IHや電子レンジ
こういったものも
実は熱を出しています
人が4人集まれば
それだけで暖房機器に近い熱量になる。
料理をすれば
室温は上がる
大型テレビも
地味に熱を出します
つまり
「外から入ってくる熱」と
「家の中で発生する熱」
この両方を考えながら
エアコンを選定していく訳です
だからこそ
本当に性能の良い家ほど
「こんな小さいエアコンで
本当に大丈夫なんですか?」
と言われる事が多い
逆に言えば
大きなエアコンを付ければ安心
という訳でもありません
必要以上に大きいエアコンは
早い段階で設定温度になり
止まってしまうとその分
除湿量が減る
付いたり消えたりで効率が悪い
逆に電気代が上がるなんて事も
特に最近の住宅は
高断熱高気密化が進み
昔よりずっと少ないエネルギーで
暮らせる時代になりました
だからこそ
昔の感覚のまま
「とりあえず大きめを付けよう」
では逆に快適性を損ねる事もある
大切なのは
畳数を見る事ではなく
家の熱負荷を理解する事
どれだけ熱が逃げるのか
どれだけ熱が入るのか
どれだけ熱が発熱するのか
そこまで考えて初めて
快適な空調計画になります
エアコン選びとは
家電選びではなく
実は建築設計
そのものなのだと思います
効率を上げ
コストを落とし
様々な機能が付いた
現在のエアコンは
昔と比べて大変壊れやすいです
昔ながらの考え方で
とりあえず大きいサイズにする
しかし当然大きいサイズの方が
金額は高いです
エアコン選びは
空調設計者に任せる事が
家計にも地球にも
優しくなる事でしょう
それではまた次回(^^)
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2026/06/07
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
今日は朝からお寺の清掃です
これでも中では若い方なので
草刈りや生垣のバリカンなど
天気が気になる所ではありますが
しっかり労働してきますww
さてそんな本日は
家づくりの未来を守れるか
というお話です
実は今、大工さんの数が
ものすごい勢いで
減っています
1980年頃には
全国で90万人いた大工が
現在は約30万人
しかも
その半数以上が
60代を超えていると言われ
20代以下はなんと7%
10年後には
さらに10万人近く
減少すると予想されており
若い技能者不足は
本当に深刻です
最近の住宅は
工場で加工された建材を
組み立てるような家づくりも増え
昔ながらの
木造建築技術を
学ぶ機会も大きく減りました
しかし新築だけなら
それでも成り立つのかもしれません
けれど
これからの時代は
確実に変わっていきます
資材価格の高騰
輸送コストの上昇
人件費の増加
そして
人口減少
新築需要が
減っていくその一方で
日本には
大量の空き家があります
だからこそ
これから先は
リフォーム
リノベーション
修繕
そういった
既存住宅を生かす仕事が
ますます増えていく
そして
そこには必ず
大工の技術が必要になります
古い家は
一軒一軒違う
図面通りにいかない事も
本当に多い
だからこそ
現場で考え
納める力が必要になる
これは
AIや機械だけでは
なかなか代替できません
私は昔から
「見えないところこそ
良い仕事をしろ」
という考えを持っています
完成すると
隠れてしまう部分
床下
壁の中
下地
そういう部分を
どれだけ丁寧に作るか
そこに
職人としての誇りが
現れるのだと思います
目に見えない部分を
丁寧に出来ない人が
目に見える部分だけ
綺麗に仕上げる事は
決して出来ない
そう思っています
ただこの時代に
大工を育てるのは
本当に大変なのです
限られた予算の中で
家創りを行う時代に
時間もかかる
手間もかかる
会社としては
決して楽な事ではありません
それでも
蓋をしてはいけない問題だと
強く思っています
家づくりとは
単に家を買う、作る事ではなく
そのストーリーの中で
必ず人が育ち
その技術を未来へ残していく事にも
繋がっていきます
もし職人育成に本気で取り組む会社へ
家づくりを依頼したなら
あなたが使ったお金は
地域の未来に大きく繋がっていきます
衣食住は
なくなりません
そして
人の手で作る技術も
なくしてはいけないものだと
思います
今だけ
金だけ
自分だけ
ではなく
人を想い
人を育てる
そんな会社と一緒に
家づくりをする事で
将来
あなたが家を直す時
そしてあなたの大切な人が
家づくりを考える時にも
きっと
その技術は
繋がっていくのだと思います
自分の行動は
必ず自分の未来に繋がっていきます
決してそれは家創りだけではない
小さな一歩だとしても
未来に繋がる一歩を
それではまた次回(^^)
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2026/05/31
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
日中が一気にこの暑さ
しかし朝晩は涼しい
夜に窓を開けると寒いくらい
しかし田んぼの真ん中にある
我が家はカエルの合唱がww
エアコンを付けるか
悩む時期ですね
しかし暑いと思ったら
迷わず付けましょう
我慢の省エネは
身体に悪いので
本能のままに生きてください!
さてそんな本日は
どこまでアリか?という
施主支給のお話です
最近はネットで
何でも買える時代になりました
照明
ポスト
タオル掛け
トイレのペーパーホルダー
検索すれば
おしゃれな物が
いくらでも出てきます
その為
「自分で買った方が安いのでは?」
と思われる方も多いかと
実際施主支給という形で
お客様が購入された物を
現場で取り付けるケースもあります
ですが実は
ここには
意外と知られていない
大切な話があります
例えば
ペーパーホルダー一つでも
・取り付け位置
・下地の確認
・補強
・高さ調整
こういった事を
現場では確認しています
さらに
届いた商品が
壊れていないか
品番は合っているか
いつ現場へ搬入するか
そんな段取りも必要になります
つまり
「物を付ける」
というより
実際は
その裏側にある
管理や責任の方が
とても大きいんですね
特に難しくなるのが
電気関係や設備関係です
照明一つでも
配線が絡むと
資格が必要になります
もし不具合が起きた時には
製品の問題なのか
施工の問題なのか
その切り分けも
非常に難しくなる
さらに
キッチン
ユニットバス
換気設備
給湯器
この辺りになると
話はもっと複雑です
荷受け
保管
搬入
組立
配管
電気
ダクト
様々な職人さんとの
連携も必要になります
実は
現場管理という仕事は
こういった
「見えない調整」を
毎日大量に行っています
だから家づくりというのは
単純に
「物を買って組み立てる」
では成り立たないんですね
家は完成した瞬間よりも
その後
何十年も安心して
暮らせる事の方が大切です
何かあった時に
すぐ対応出来る事
責任の所在が
明確である事
保証が繋がっている事
実はそこに
大きな価値があります
もちろん
お気に入りの照明や
雑貨を取り入れる事は
とても楽しい事です
家づくりが
より自分らしくなる
素敵な部分でもあります
ですが
「安くなるから」
だけで考えると
逆に後から
大きな手間や
トラブルになる事もあります
家づくりで本当に大切なのは
目に見える
設備の価格だけではなく
その裏側にある
段取り
施工
管理
保証
そういった
見えない仕事まで含めて
一つの品質になっている
という事なのだと思います
どこまでオッケーなのかは
会社によっても違うはず
率直に聞いてみましょう
ここ迄はオッケーですとか
これはダメですとか
きちんと線引きをしてくれる
逆に
「何でも出来ますよ」
という所ほど
後から
責任の所在が曖昧になったり
不具合時に困る事もあります
家づくりとは
物を買う事ではなく
安心して暮らせる時間を
一緒につくっていく事
便利な時代だからこそ
未来を見据えて
「誰が責任を持つのか」
そこまで含めて考える事が
とても大切なのだと思います
価格や物だけでは
見えない部分にこそ
実は暮らしの安心は
隠れているのかもしれませんね
それではまた次回(^^)
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2026/05/24
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
金曜日神奈川からの
来客で夜更かしww
昨日はモデルハウスで
仕事をしてもらい
出雲大社にお連れして解散
楽しんで頂けて何より
地元の良い所を
お伝えできるのは
自分にとっても
有意義な時間になりました
さてそんな本日は
モデルハウスで
仕事をしてもらった
「微動探査」についてのお話
「微動探査」
聞き慣れない言葉かもしれません
簡単に言えば地盤や建物が
どのように揺れる
性質を持っているのかを
実際に測定する調査です
地面というのは
見た目では分かりません
同じように見える土地でも
硬い地盤もあれば
柔らかい地盤もある
地震の時に
揺れやすい土地もあれば
揺れにくい土地もあります
しかも厄介なのは
「地盤が弱い=危険」
という単純な話でもないこと
建物との相性や
地盤の周期
揺れ方のクセによって
被害の出方は変わります
そこで行うのが微動探査
特殊な機械を使い
普段から地面や建物が
わずかに振動している
“揺れ”を測定します
車が走る振動
風による揺れ
人の活動
実は建物も地面も
常に微かに動いています
その微細な振動を
解析することで
地盤の揺れやすさだけでな
建物そのものの耐震性を
実測することが可能になります
これがとても面白いところ
耐震というと
図面上の計算だけで
語られることが多いです
もちろん
許容応力度計算などの
構造計算は非常に重要
ですが実際の建物が
どのような周期で揺れ
どのような性質を持っているのか
それを“実測”することで
より現実に近い状態を
把握することが出来る
特に今回のモデルハウスは
築53年の住宅を
性能向上リノベーションした建物
新築ではなく
既存住宅を活かしながら
耐震改修を行っています
だからこそ
この実測には
大きな意味があります
図面上では
上部構造評点が1.55まで向上し
基礎への負担を減らすために
制振ダンパーを入れている
しかし本当に大切なのは
実際に建物がどう変わったのか
耐震改修によって
建物の挙動がどう変化したのか
そういった部分を
確認していくことが出来る
これ実はものすごく大切な話
住宅業界では
「仕様」で語られることが多い
耐震等級3だから安心
断熱等級6だから暖かい
Ua値が良いから快適などなど
ですが本当に大切なのは
“実際にどうなのか”です
温熱で言えば
シミュレーションを行ったうえで
実際に無暖房での
温度低下を実測して
照らし合わせる
気密は気密測定があるから
簡単ですが
換気に関しては
図面上で計算が合っていても
実際に風量を測ると
不足していることもあるので
必ず風量測定
空調に関しても
風量と空気の動き方を実測
そして耐震性です
そして今回の微動探査が
それなんですね
見えないものを
きちんと測る
感覚だけでなく
実際の数値を確認する
それによって初めて
「本当に安心できる家」に
近づいていくのだと思います
家づくりというのは
見た目だけなら
いくらでも良く見せられます
ですが
本当に暮らしを支えるのは
見えない部分
地盤
構造
断熱
空気
湿度
こういったものを
きちんと理解し
きちんと測り
きちんと整えていく
そこにこそ
家づくりの本当の価値が
あるのだと思います
温熱も耐震も空調も
やはり最後は、
“実測が命”なのです
あなたの財産が
絵に描いた餅にならないように
本質を極めた家創りを
是非行ってください
それではまた次回(^^)
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2026/05/17
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
今日は月一稲佐の浜
清掃ボランティアの日です
前回は自転車で爽快に
行って帰りましたが
今日は娘も一緒に
参加してくれるので
車で行ってきますww
海洋ゴミって
誰かが海へ捨てた物だけでは
ないんですよね
街で落ちた小さなゴミ
道路脇の排水溝へ流れた物
風で飛ばされたビニール
そういった物が川へ流れ
最後は海へ辿り着く
つまり海のゴミ問題は
実は街の暮らし方の
問題でもあるという事です
ハングル文字のゴミは
大量にありますけどね
どちらにせよ
見えない場所で
どこかにつながっています
自分に出来る小さな一歩を
やっていける人間で
ありたいと思います
さてそんな本日は
強い家ほどシンプルになる
というお話です
先日東京ビッグサイトで
登壇させていただきました

テーマは
スケルトン・インフィル
「構造の合理化とコストダウン」
スケルトン・インフィルというのは
簡単に言えば
構造と内装を分けて考える
という考え方です
実はこれ
ただの設計手法ではありません
これからの時代の
家づくりにおいて
とても大切な
考え方だと思っています
家づくりでは
強い家を作ろうと思うほど
柱や壁を増やしたくなります
ですが
本当に大切なのは
「どれだけ増やしたか」
ではなく
「どう整理したか」です
構造計算をきちんと行い
力の流れを理解していくと
実は
不要な基礎
不要な梁
不要な柱
そういったものを
大きく減らす事が出来ます
もちろん
ただ減らせば良い
という話ではありません
根拠に基づいた
構造計画が大前提な訳ですが
その上で
無理なく整理された構造は
結果として
コンクリートを減らせる
鉄筋を減らせる
木材を減らせる
そして
施工の手間も減り
現場で出るゴミも減る
さらに将来的に
リフォーム時にも
間取り変更の際に出るゴミも減らし
工事量も減らせるという
可変性を持たすこともできる
良いことが非常に多いのです
これは単なる
コストダウンの話ではありません
今は建築資材がどんどん高騰しています
コンクリートも
木材も
設備も
輸送費も
少し前とは
比べ物にならないほど
価格が上がっています
そんな時代だからこそ
「必要以上に使わない」
という視点は
非常に重要になってきます
必要な強度は当たり前に確保する
でも無駄には作らない
これからの家づくりにおいて
非常に重要な考え方なのです
そして実際には
構造を整理すると
現場も変わります
大工さんが動きやすい
他業種も作業しやすい
材料の搬入もしやすい
現場が整うことで
施工品質まで
安定しやすくなります
私は元々
職人さんが
仕事しやすい現場を
作りたい
そう思って
この考え方を
取り入れ始めました
ですが
続けていく中で
コスト
品質
環境負荷
将来の可変性
様々な部分に
良い影響があることを
実感しています
これから先
人口減少が進み
職人不足も進んでいきます
だからこそ
少ない負担で
高品質に作れる仕組み
将来まで見据えた
無駄の少ない構造
そういった考え方が
ますます重要になるはずです
見えない部分だから
分かりにくい
ですが
実は家づくりで
最も大切なのは
こういった
見えなくなる部分
100年後もあなたの大切な
誰かはこの地球で暮らしています
「この構造には
ちゃんと意味があるのか?」
1人でも多くのプロが
そんな視点を持って
家創りを行えば
住まい手だけでなく
地域にも地球にも優しい家が
増えていくでしょうね
それではまた次回(^^)
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2026/05/10
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
事務所の植物が
めっちゃ増えてますww
可愛くてしょうがない
植物愛は観葉だけに留まらず
外にも目が行きだしました
なんでも同じかもしれませんが
価格が高くなってきている植栽
まだ安い苗を購入して
鉢で育ててみようと思っていて
さっそく今週数本届きますww
もっともっと植物達と
仲良くなろうと思います
さてそんな本日は
性能だけでは良い家にならない
というお話
性能を上げるために
窓を小さくする
最近よく聞く考え方です
確かに窓は熱が逃げやすい
断熱的には弱い
断熱性能だけを見れば
窓を減らした方が
数字は良くなります
でも本当にそれで
豊かな暮らしになるのか
私は窓は減らすものではなく
整理するものだと思っています
昨年の法改正から
UA値や断熱等級など
数字に意識が向きやすい
そんな状況に
なっているような気がします
もちろん悪い事ではないし
性能は大切です
しかし数字だけを追いかけると
家はどんどん
閉じた空間になっていく
意味なく窓を減らせば
外とのつながりが減り
季節を感じにくくなり
空が見えず
風も通らない
そんな家になってしまう事もあります
窓の役割は
断熱だけではありません
光を取り込む
風を通す
景色を切り取る
外と内をつなぐ
実は暮らしの豊かさを
大きく左右している
それが窓です
例えば
冬の日射取得
南面にしっかり窓を取り
冬の日差しを室内へ入れる
これは暖房エネルギーを
減らすだけでなく
冬の陽だまりの心地良さにも
つながります
逆に夏の日差しは遮る
庇や植栽
アウターシェードなどを使い
季節ごとに
コントロールしていく
そうやって
窓は設計するものです
また窓の配置は
外観にも大きく影響します
ただ並べるだけでは
雑然としてしまう
外からどう見えるか
室内から何が見えるか
そこまで考えて
初めて窓は
美しく整います
性能だけで考えると
窓は悪者にされやすい
ですが本当は
窓そのものが悪いのではなく
どこにどんな大きさで
どう配置するか
そこが重要なのだと思います
そしてもう一つ大切なのは
構造とのバランス
窓を大きく取りたいからといって
耐力壁を減らしすぎれば
当然耐震性は落ちます
だからこそ
構造
断熱
日射
通風
デザイン
それらを
同時に考えながら
整理していく必要がある
難しく聞こえるかもしれませんが
私はそこに
設計の面白さがあると感じています
数字を追いかけるだけなら
窓を減らせばいい
でも暮らしを豊かにするなら
窓は慎重に
丁寧に考えなければいけない
朝日が入る窓
夕焼けが見える窓
庭とつながる窓
ぼーっと空を眺める窓
そういう窓が
暮らしの記憶を
豊かにしてくれるのだと思います
家は性能だけで
つくるものではありません
毎日を
気持ちよく暮らせるか
そこが何より大切です
窓を減らすのではなく
窓を整理する
そんな家づくりをしていきましょう
それではまた次回(^^)
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2026/05/02
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
今日から連休という方も
多いのではないでしょうか?
当社も暦通り
良い連休をお過ごしくださいww
さて先日公開した
リノベモデルの
ルームツアーです
すでにご覧いただいている方も
おれれるかもしれませんが
築53年の住まいが
ここまで変わるのかと
感じていただけた方も
多いと思います
しかしこの家の本当の良さは
動画や写真では伝わりません
・空気のやわらかさ
・足元の温度
・音の静けさ
・素材の安心感
こういった部分は
実際にその場に立って
初めて分かるもの
決して性能だけで
つくっているわけではありません
今回のリノベでは
断熱や気密、空調
耐震といった
性能の見直しと同時に
地域の素材
自然素材をふんだんに使っています
ではなぜ
地元の材料なのか
それには理由があります
まず1つ目は
この土地の気候に
合っているということ
出雲は
冬は寒く乾燥し
夏は蒸し暑い
こういった環境で
育ってきた材料は
その気候の中で
どう振る舞うかが分かっています
例えば無垢の木は
湿気を吸ったり吐いたりしながら
空気の状態をゆるやかに整える
数値には出てきませんが
体感には影響してきます
2つ目は
時間と共に美しくなるということ
工業製品は
どうしても劣化していきます
一方で自然素材は
使い込むほどに味わいが増し
経年変化が価値になります
これは
長く住む家にとって
とても大きな違いです
3つ目は
つくり手との距離が近いこと
地元の材料は
どこで育ち
誰が関わり
どのように加工されたかが見える
だからこそ
扱い方も分かるし
責任も持てる
何かあった時にも
すぐに手を入れることができる
これは
工業製品にはない安心感です
そしてここからが
とても重要な視点です
地元の材料を使うということは
家創りがそのまま
カーボンニュートラルへと
つながっていきます
遠くでつくられた材料を運ぶには
多くのエネルギーが必要になります
輸送のたびに
CO2が排出される
一方で
地元の材を使うということは
その輸送エネルギーを
大きく減らすことができる
さらに木は
成長の過程で
CO2を吸収し続けています
その木を住宅として使うことで
炭素を長期間固定する
つまり家そのものが
CO2の貯蔵庫になるという考え方です
そして
地元の山で木を使い
また植え育てる
この循環が回ることで
持続的にCO2を吸収し続ける
環境が維持されていきます
家を建てるという行為が
ただ住まいをつくるだけでなく
環境にも貢献する
私たちは
そこに大きな意味があると考えています
そしてもう一つ
地域でお金が回るということ
地元の木を使い
地元の材料を使い
地元の職人がつくる
そうすることで
この地域が守られ
仕事が生まれ
次の世代へとつながっていく
家を建てるという行為が
そのまま地域を
守ることにつながる
つまり今回のリノベは
性能だけでもなく
見た目だけでもない
「素材」と「性能」と「環境」
この三つを同時に整えた
だからこそ
なんとなく心地いい
理由は分からないけど落ち着く
そんな空間になっています
実際に体感された方は
「空気が違う」
「ずっと居たくなる」
そう言われます
もし
・冬の寒さに悩んでいる
・夏の蒸し暑さがつらい
・自然素材の家が気になっている
・リノベで本当に変わるのか不安
そう感じておられるなら
一度体感してみてください
その意味と
未来への価値も含めて
ぜひ感じていただけたらと思います
「知るだけ」で
家づくりの基準は確実に変わる
リノベだけでなく
新築をご検討の方も
風景に残していく建築を
まずは一度
体感してみてください
それではまた次回(^^)
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2026/04/26
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
なんだか疲れの抜けない週末
今日は仕事を早々に切り上げて
栄光のバックホームを見て
号泣しようかなと目論んでいますww
年と共に涙腺が
かなり弱くなってきました
しかし体にとっては
プラスになる事は多いようです
副交感神経が優位になり
体がリラックスモードに入る
緊張が抜けていく
さらに
涙には
ストレス時に分泌される
コルチゾールなどの物質が
含まれていると言われています
泣くことで
それを外に出す
いわば「排出」の役割もあるのだとか
ただし
「いつも泣いている」
というは別の話なので
お気を付けください!!
さてそんな本日は
高さより大事なもの
というお話です
天井が高い方が良いと
思っておられる方が
一定数おられます
確かに天井が高いと
開放感が出て
広く感じるのは事実
ですがここで一つ
考えておきたいことがあります
天井を高くするということは
空間の体積が増えるということ
つまり
同じ床面積でも
空気の量が
増えているということです
空気の量が
増えるとどうなるか
当然ですが
冷やす空気も
暖める空気も増えます
つまり
冷暖房の負荷は大きくなる
エアコンの効きが悪い
なかなか暖まらない
そんな原因になることもあります
特に冬
暖かい空気は上へ
冷たい空気は下へ
この性質があるため
天井が高い空間では
暖かい空気が上に溜まりやすい
暖かい空気と冷たい空気は
容易には混ざりません
結果として
足元が寒く感じる
これが
「なんとなく寒い家」の正体
では天井は低い方がいいのか
そういう話ではありません
大事なのは
“高さ”ではなく
“どう感じるか”です
例えば
視線が抜ける方向があるだけで
空間は広く感じます
窓の配置
吹き抜けの取り方
隣の空間とのつながり
こういった設計によって
実際の高さ以上に
広がりを感じることが出来る
逆に
ただ天井を高くしただけでは
思ったほどの開放感は出ない
それどころか
落ち着かない
空間になることだってあります
さらにもう一つ
体感温度の話です
人が感じる温度は
空気の温度だけで
決まるわけではありません
壁や天井の
表面温度の影響も受けます
天井が高くなると
その分だけ冷たい面が増える
すると
体感としては
寒く感じやすくなる
ここも見落とされがち
なポイントです
つまり
天井を高くすればするほど
快適になるわけではない
むしろ
設計を間違えると
不快になる可能性もある
これが現実です
ではどうすればいいのか
答えはシンプルです
空間は
高さで考えるのではなく
“体感”で考えること
どこに視線が抜けるのか
どこに光が入るのか
空気がどう流れるのか
そういったことを
丁寧に設計することで
無理に天井を上げなくても
広くて気持ちいい
空間はつくれる
家づくりは
数字やスペックだけではなく
人がどう感じるか
そこまで考えて初めて
本当に快適な空間になります
天井の高さもその一つ
「高い方がいい」という思い込みを
一度外してみると
もっと自由に
もっと快適な
家づくりが見えてきます
低めの天井は落ち着きがあり
包まれるような感覚
人は本能的に
少し囲まれた空間の方が
落ち着きやすいと言われています
だからこそ
寝室や書斎
ダイニングなどは
あえて少し天井を抑えることで
集中できる
くつろげる
長く居たくなる
そんな空間になる
さらに
照明との相性も良くなります
天井が高すぎると
光が広がりすぎて
ぼやけた空間になりがちですが
高さを抑えることで
光が届きやすく
陰影が生まれ
空間にメリハリが出る
これは
居心地に直結します
そして
素材の質感も
感じやすくなる
木の天井
塗り壁
そういった素材の表情は
距離が近いほど
しっかりと感じることが出来る
つまり
空間の“質”が上がる
さらに言えば
コスト面でも無駄がない
構造的にも無理が出にくく
施工もシンプルになる
その分
本当に大切な部分に
しっかりと
お金をかけることが出来る
高さを追いかけるのではなく
質を整える
これが結果として
長く快適に暮らせる家につながる
どれだけ心地よく
どれだけ自然に過ごせるか
その積み重ねです
天井の高さもその一つ
少し低めの空間には
数字では測れない価値がある
そう考えると
家づくりの見え方が
少し変わってくるかもしれませんよ
それではまた次回(^^)
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2026/04/19
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
「東津田の家」
ルームツアーがアップされました
こだわりたっぷりですので
是非ご覧ください!!
https://youtu.be/u5-Twh9KkV8
今日はこれから稲佐の浜で
海岸清掃のボランティア
自転車で行こうと思っているので
楽しみは二倍ですww
参加は2回目となりますが
海がきれいになるのは
とても気持ち良いですよ
さてそんな本日は
北側の壁だけ汚れる理由
というお話です
外壁が黒くなっている家
見たことないでしょうか

うっすら緑色になったり
黒ずんできたり
あれただの汚れではありません
実は家の中と外の温度と空気の動きが
関係しています
原因のひとつが
放射冷却による結露です
夜になると
外壁は空に向かって
熱を放出していきます
すると表面温度が下がり
空気中の水蒸気が水に変わる
つまり外壁が濡れるんです
そして特に北側は
昼間に日が当たらない
だから壁が乾かないんです
濡れる
乾かない
また濡れる
これを繰り返すと
コケやカビが育つ環境になります
ここまでは
なんとなくイメージできると思います
でももう一つ面白い現象があります
先ほどの写真でもありましたが
途切れ途切れで
外壁に白い線のような
模様が出ることがあります
これ実は「熱橋」です
柱や間柱などの木部
断熱材よりも
熱を伝えやすい部分なのです
冬室内が暖かいと
その熱が
木部を通って外に逃げていく
すると
その部分だけ外壁の温度が少し上がる
結果として
そこは結露しにくく
乾きやすい
逆に断熱材が
しっかり入っている部分は
熱が外に伝わりにくい
つまり
外壁表面が冷えたまま
結露しやすい
乾きにくい
だから
コケが付きやすい
性能が良い部分ほど
汚れやすいように見える
ちょっと皮肉な現象です
ではどうすればいいのか
ここで大事なのは
「後から直す」ではなく
「最初から考える」ことです
通気層がしっかり機能しているか
外壁の仕上げ材は何か
日射の取り方はどうか
軒の出はあるか
こういった設計の積み重ねで
かなり差が出ます
そしてもう一つ
メンテナンスの考え方
実際に
「汚れたから塗り替えましょう」
と言われたという話を
聞いた事もあります
これは正直
全く解決にはなりません
表面を綺麗にしても
原因は残ったまま
数年後
また同じことが起きます
大切なのは
なぜそうなったのかを
理解すること
その上で
軽いうちに洗い流す
定期的にケアする
ひどい場合は専用の除去剤を使う
こういった
現実的な対処が必要です
家は
建てて終わりではありません
時間とともに
環境の影響を受け続けます
だからこそ
見た目の変化の裏にある
理由を知ること
それが
長く快適に住むための
大きなポイントになります
外壁の黒ずみ
ただの汚れと思うか
家の状態を知るサインと思うか
その違いで
住まい方は
大きく変わりますよ
それではまた次回(^^)
-------------
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2026/04/12
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
昨年末竣工の「大社の家」
ルームツアーがアップされました
音声不良で音割れがあり
お聞き苦しい点がありますが
内容は盛りだくさんなので
是非ご覧ください!!
今日は献血の予約日
早めに仕事を終わらせて
ささっと行きたい所です
昨日今日と外気温は一気に20℃
衣替えですかねー
花粉も多いようですね
私は花粉症とは
今のところ無縁なので
良くわかりませんが
最中の方はお気を付けください
さてそんな本日は
見落とされがちな「湿度設計」
というお話
家づくりの話になると
断熱性能や気密性能の数字は
よく話題になります
UA値やC値は
ずいぶん知られるようになりました
けれど
実際に暮らし始めてから
快適かどうかを大きく左右するのは
もう一つあります
それが湿度ですね
同じ室温22℃でも
なんだか蒸し暑い
肌がベタつく
のどが乾く
朝起きると鼻が痛い
こうした違いは
ほとんどが湿度によるものです
換気や空調の実測を重ねる度に
あらためて強く感じます
家の快適性は
温度をつくるだけでは足りない
家の中を出入りする水蒸気まで
設計してはじめて
本当に快適になる
ということ
住宅では24時間換気によって
家中の空気が
計画的に入れ替わります
これは健康のために
必ず必要な仕組み
ただ空気が入れ替わる
ということは
外から温度だけではなく
湿気も一緒に入ってくる
ということでもあります
夏の出雲は
外に出るだけで
空気が重たく感じる日があります
あの空気を
家は少しずつ
ずっと取り込んでいる
例えば
換気量が120㎥/hの家なら
条件によっては
1時間で約1L近い水分が
室内に入ってくることもあります
1日で考えると
20Lを超えることもある
これを暮らしに置き換えると
家の中で何もしなくても
ペットボトル何本分もの水を
毎日まいているようなものです
夏の蒸し暑さの正体は
ここにある
「小さなエアコン1台で十分」
「高性能住宅だからこれで快適」
という言葉はとても魅力的
しかしそのエアコン
温度を下げる力だけでなく
どれだけ水を抜けるかまで
考えていますか?
ここがとても大事です
逆に冬は
まったく逆の現象が
出雲の冬は
外気温が低く
空気そのものが
持てる水分量も少ない
その乾いた空気を
24時間換気で取り込むと
家の中は想像以上に乾燥します
実際には
換気だけで
1日数L単位の加湿が必要になることも
珍しくありません
ここに
エアコン暖房
室内干し
人数
料理
お風呂
観葉植物
そういった暮らしの水蒸気が
味方にも敵にもなります
実測を続け考え方が
より強くなったのは
ここです
しかし湿気は
悪者ではありません
どこで発生して
どこへ流れて
どこで処理するか
これを読めれば
暮らしの快適性は
大きく変わります
逆にここを無視すると
夏は冷えているのにベタつく
冬は暖かいのに喉が痛い
窓際だけ結露する
北側の収納がカビ臭い
そんな
数字では見えにくい
不満が残ります
家づくりで
本当に大切なのは
断熱や気密の性能値
だけではありません
その家が建つ地域で
最も暑い日に
どれだけ湿気が入るのか
最も寒い日に
どれだけ乾燥するのか
そして
住まい手の暮らし方で
その湿気がどう変わるのか
そこまで想像し
設計に落とし込めるかどうか
近年2季になりつつある
日本の気候風土の中で
温度の計算だけでなく
除湿量や加湿量まで含めて
エアコンの選定を考えることは
ますます重要だと
強く感じています
快適な家とは
ただ暖かい家でも
ただ涼しい家でもない
空気がやわらかく感じる家
だと思うのです
そのやわらかさを
つくっているのが
実は湿度
見えないけれど
暮らしに直結する性能
だからこそ
温度だけでなく
湿気まで設計する家づくり
そんな視点も
考える事が
何十年先まで快適に暮らせる
家創りへと繋がっていく事でしょう
それではまた次回(^^)
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2026/04/05
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
リノベモデルハウスが
いよいよ写真撮影と
動画撮影まで来ました
ぼちぼち内覧開始です
地域素材へのこだわりが
たくさん詰まっていますので
是非ご来場ください
さてそんな本日は
間取りの中でも人気の高い
「回遊動線」についてです
最近はぐるっと回れる間取りが
とても人気です
行き止まりがなくて
家の中を回れる
なんとなく便利そうで
なんとなく暮らしやすそうで
間取りの正解のように
見えることもあります
実際家づくりのご相談でも
回遊動線にしたいです
という声はよくあります
もちろん
うまく計画された回遊動線は
とても使いやすい
ですが私は
いつも少し立ち止まって
考えるようにしています
その回遊動線
本当に必要ですか
ということです
間取りは流行で
決めるものではありません
暮らし方
持ち物の量
家の大きさ
そこに対して
本当に合っているか
どうかが大事
特にあまり大きくない家では
回遊動線は慎重に考えた方がいいと
私は思っています
なぜかというと
回遊動線をつくると
通路が増えるからです
収納にもならず
窓にもならず
ただ白い壁として
続いてしまうと
かなりもったいない
家は広さに限りがあります
その限られた面積の中で
通るための空間を
増やすということは
使える場所を減らす
ということでもあります
例えば回遊動線をやめて
行き止まりをつくると
そこには収納が置けます
棚がつくれます
家具が置けます
壁が使えます
けれど
回遊動線にすると
通路として成立させるために
その場所は空けておかなければいけない
つまり
見た目はすっきりしても
実は使える壁が減っている
ということが起こります
ここは間取りを見る時に
とても大事な視点です
SNSやルームツアーで見る家は
どれもきれい
回遊動線のある家は
特に美しく見えます
ですが
そこで一度考えてみてほしいのです
その家に住んでいる方は
どのくらい物を持っているのか
収納の中に
どれだけ収まっているのか
そして
自分たちの暮らしは
本当にそこに近いのか
家づくりで失敗しやすいのは
間取りそのものより
自分たちの暮らしと
合っていないことです
物が多いご家族なら
回遊動線より
壁がしっかり取れる間取りの方が
暮らしやすいことは多いです
収納は
広さだけではありません
どこにあるか
使いやすいか
壁として成立しているか
このあたりがとても重要です
回遊動線をつくるなら
その内側も外側も
ちゃんと意味のある壁にしたい
収納になる
窓になる
景色を切り取る
家具を置ける
そういう理由があって初めて
その回遊動線は
生きてきます
ただ何となく
人気だから
便利そうだから
という理由で採用すると
住み始めてから
あれ 収納が足りない
あれ 意外と物が置けない
となりやすいです
間取りは
動けることが
正解ではありません
暮らしが整うことが正解
回れることより
片付くこと
抜けられることより
納まること
見た目の良さより
毎日の使いやすさ
私はそのバランスの方が
ずっと大事だと思っています
回遊動線が良いか悪いか
ではありません
その家に本当に必要かどうか
そこを丁寧に考えることが
後悔しない家づくりにつながります
間取りは
流行を見るものではなく
暮らしを見るもの
そんな視点で
一度図面を見てみると
また違ったものが
見えてくるかもしれません
それではまた次回(^^)
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2026/03/29
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
長男が人生最後の春休みを終えて
無事に岐阜へと帰りました
いよいよ社会人
この前赤ちゃんだった
ような気がしますが
あっという間だったなとww
帰省中があっという間だったと
言っていたので
それほど充実していたのでしょう
同じようにこれからも
楽しんで人生を
切り開いて貰いたいですね
子育ては本当にあっという間なので
真っ只中の方には
大変な事は多いと思いますが
今を楽しんでいただきたいです
さてそんな本日は
速さと量の決定的な違い
というちょっとマニアックな話
先日お引渡し前の物件にて
いつも通り風量測定を行いました
ここで出て来る単位
m3/hとm/s
この2つの違いと
現場での使い分けです
どちらも
空気の動きを表す単位
でも意味は全く違います
m3/hは
どれだけの量が動いたか
m/sは
どれだけの速さで動いたか
量なのか
スピードなのか
例えていうなら
水道の蛇口から水を出した時
その水の勢いがm/s
バケツにたまった
水の量がm3/h
ここを分けて考えることが
とても重要です
例えば換気
24時間換気は
室内の空気を
一定量入れ替える仕組み
必要なのは
空気の“量”です
部屋の体積に対して
何回入れ替えるか
ここから必要な風量を出す
だから単位は
m3/hになります
設計値があり
計算があり
その答え合わせとして
実測があります
つまり換気は
m3/hで評価する世界
ここは明確です
一方で当社で言うと
床下エアコンのガラリ
ここになると
話が変わります
見た目は同じグリルでも
スリットの幅
内部の形状
開口率、抵抗
製品ごとにバラバラですね
つまり
見えているサイズと
実際に空気が通る面積
これが一致しない
ここが一番のポイントです
本来風量は
風速×断面積
で決まります
でも
断面積が曖昧だと
m3/hは正確に出せない
数字は出せても
意味のある数字にならない
ここで無理をすると
設計上はOKでも
体感はズレる
ということが起きます
なのでこういう場所では
まずm/sで測り
風速を見る
どれくらいの勢いで
空気が出ているのか
これを確認する
なぜなら
速度は嘘をつかないから
面積が曖昧でも
流れの強さはそのまま出る
そして
人の体感とも一致する
風が当たる
風を感じる
この感覚は
m/sに近い
だから
床下エアコンの吹き出しや
ガラリのような場所は
m/sで評価する方が
現実的で合理的です
逆に
換気の吸い込み口や排気口
レンジフードなどは
空気をどれだけ引っ張れているか
ここが重要です
つまり量という事
だから
m3/hで評価する
ここをm/sだけで見ても
必要換気量を
満たしているかどうかは
分からない
使い分け
これがとても大事です
さらに言うと
この2つは
対立しているわけではなく
本来はつながっています
風量=風速×面積
現場では
その“面積”が
正確に取れるかどうかで
使う単位が変わる
そう考えると
とてもシンプルです
換気のように
面積も機械も決まっている場所は
m3/h
ガラリや吹き出しのように
面積が曖昧な場所は
m/s
そしてもう一つ
大事な視点があります
それは
数字と体感のズレ
m3/hが合っていても
空気の流れ方が悪ければ寒い
逆にm/sがしっかり出ていれば
体感として
空気が動いていると感じる
つまり
数字だけではなく
空気の流れを
どう読むか
ここが重要です
断熱や気密と同じで
数字はあくまで入口
その先にある
空気の質
流れ方
温度の均一さ
そこまで見て初めて
本当に快適な家になります
創って終わりではなく
実測してみる
測って終わりではなく
何を測っているのか
なぜその単位なのか
そこまで理解する
それが
本当の意味での
“風量の答え合わせ”
だと思います
そしてこれは
性能の話でありながら
暮らしの話です
見えない空気を
どう扱うか
そこに
家づくりの質が
はっきりと現れる
私はそう感じています
それではまた次回(^^)
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2026/03/22
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
本日は内覧会二日目
ご予約のお客様
お気をつけてお越しください
さてそんな本日は
地域を豊にする家創り
というお話です
先日のインスタライブで
「地産地消の家づくり」について
お話をさせていただきました
少し難しそうに
聞こえる言葉ですが
本質はとてもシンプルです
今回は木に焦点を当てると
地域の木を使い
地域の人が建てる
それだけのこと
けれどこの選択が
実はとても
大きな意味を持っています
家を建てるということは
大きなお金が動くということ
そのお金がどこへ行くのか
ここを意識したことは
あるでしょうか
例えば
海外でつくられた材料を使い
大きな流通に乗って
誰が関わっているか
分からない形で
家が建てられる場合
お金は地域の外へ
出ていきますよね
一方で地域の木を使い
地域の職人が関わる家づくりでは
そのお金は
この地域の中で回り続ける
山で木を育てる人
木を伐る人
製材する人
運ぶ人
加工する人
建てる大工
その一つひとつに
ちゃんと仕事が生まれる
その人達にも人生があり
家族がいてドラマがある
そしてその人たちが
また地域で暮らし
地域でお金を使う
そうやって
ゆっくりと循環していく
家づくりとは
単に住まいを
つくる行為ではなく
どこにお金を流すかという
「選択」でもあるのです
どんな材料を選ぶのか
誰と家をつくるのか
その一つひとつが
これからの
地域の姿を決めていく
そう思っています
そして
地域の木は
地域の気候に
合っているということ
出雲の気候は
湿気が多く
雨も多い
だからこそ
この土地で育った木は
その環境に適応しています
長い時間をかけて
この土地に合うように
育ってきた素材
それを使うことは
とても理にかなっています
性能という面でも
理屈が通っている選択
そして何より
自分たちの
暮らす場所で育った木で
家をつくるということは
安心感があります
見えない部分ですが
確かに感じる部分
家は長く使うものです
だからこそ
どこでつくられたものか
誰が関わったのか
そういった背景も含めて
大切にしていきたい
そう思っています
地産地消の家づくりは
決して特別なことではありません
ただ少しだけ意識を向けるだけです
その選択が
この地域の風景を守り
次の世代へつなぐことにもなる
100年後にも
あなたの大切な誰かが
必ずこの地域で生きています
建築とは地域に風景を残す行為
未来に種を撒く
それは山も家も
きっと同じなんだと思います
それではまた次回(^^)
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2026/03/15
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
21.22日松江市で内覧会を行います
ご興味のある方は↓
長男が人生最後の春休みで
帰省しています
4月から社会人
人生の荒波を
楽しんでもらいたいです
先日読んだ本で面白い一言
「事実は一つだが考えは二つ」
辛い事や嫌な事が起きてしまっても
その事実は消えないが
その出来事を嫌だと思うか
勉強になったと思うかで
その人の人生は大きく変わる
大きく深呼吸をついて
後者でありましょう
さてそんな本日は
暮らしと家具
というお話
家づくりで
多くの方が気にされるのは
外観
間取り
キッチン
お風呂
断熱性能
このあたりです
もちろんどれもとても大切です
でも実際に暮らし始めたあと
毎日いちばん触れるものは
何でしょうか
それは家具です
ソファ
ダイニングテーブル
椅子
テレビボード
収納
人は一日の中で
家の壁よりも
家具の方に
長い時間触れています
つまり暮らしやすさは
家具によって
大きく変わるのです
設計の仕事をしていて
いつも思うことがあります
それは家具を考えずに
間取りを作ると
暮らしにくい家になる
ということ
例えばリビングの広さ
図面では
18、20畳
と書かれていても
そこに
ソファ
テレビ
ダイニングテーブル
収納
を置くと思ったより
空間は狭くなります
逆に
家具の配置を
最初から考えておくと
必要な広さ
動線
視線の抜け
すべてが
自然に整います
つまり家具は
間取りを決める
重要な要素
単なるモノではありません
暮らし方そのものです
例えば
ダイニングテーブル
ここで
ご飯を食べる
勉強をする
仕事をする
家族で話をする
家族の時間の多くは
テーブルの周りで
生まれます
ソファも同じ
座る場所
見る方向
テレビとの距離
これによって
リビングの過ごし方は
大きく変わります
家具の配置ひとつで
家族が集まる家にも
それぞれ別の部屋に行く家にも
そして家具には
既製家具と造作家具
の二つがあります
既製家具は
価格が分かりやすく
気軽に選べる
種類が豊富
という良さがあります
一方で
造作家具には
空間にぴったり合う
無駄な隙間がない
素材を家と合わせられる
という特徴があります
例えば
テレビボード
本棚
洗面収納
キッチン収納
このあたりは
造作にすると
空間との一体感が
とても高くなります
ですが
すべてを造作にする
必要はありません
暮らしの変化に対応できる考えは
非常に重要になります
椅子やソファは
好きなものを
選ぶ楽しさがあります
既製家具と造作家具
どちらも
上手に組み合わせることが
大切です
これから家づくりを考える方に
ぜひおすすめしたいのは
家具を最初に考えることです
どんなソファで
くつろぎたいのか
どんなテーブルで
食事をしたいのか
どんな椅子に
座りたいのか
家具が決まると
空間のサイズ
窓の位置
照明の位置
すべてが
自然に決まっていきます
家づくりというと
性能
間取り
設備
どうしても
建物の話が中心になりますが
本当に大切なのは
その中での暮らし
そして暮らしに
一番近い存在が家具
家はただの箱ではありません
家具と一緒に
暮らしをつくる場所
だからこそ
設計と家具は
切り離せないものなのだと
思いますよ
それではまた次回(^^)
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2026/03/08
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
久しぶりに大工として動き
新築の上棟を終えて
クタクタの日曜日ww
しかしとても心地よい疲れ
今日は温泉でもいこうか
悩んでいます
上棟は5日に行いましたが
この日は稀にみる縁起の良い日で
大安 六曜の中で 最も吉日
一粒万倍日 一粒の種が万倍にも実る
天赦日 天がすべてを赦す日
寅の日 物事が無事に戻る
というかなり強い吉日が重なった日
暦好きの人から見ると
何かを始める最高クラスの日
だった訳です
そんな中天候にも恵まれ
作業効率も含めて
とても良い流れであり
感謝の一日でした
工事はとても順調
完成まで楽しませて頂きます
さてそんな本日は
脱炭素は家から始まるという現実
というお話です
カーボンニュートラル
脱炭素
最近よく聞く言葉ではないでしょうか?
国の政策でも
とても大きなテーマになっています
この二つを達成するために
最大のポイントとなるのが
CO2排出量の削減です
では日本のCO2排出の中で
どこが一番多いのか
実は建物なのです
日本全体のCO2排出量の
約32%は建物から出ている
この中には
ビルや商業施設も
含まれていますが
家庭だけでも
約15%を占めています
つまり
家づくりというのは
エネルギー問題の
かなり大きな部分を
握っていると言えます
では家庭の中で
何が一番
エネルギーを
使っているのか
実は次の三つ
自動車
暖房
給湯
この三つを
合計すると
家庭エネルギーの
55%以上になります
つまり
家庭の省エネは
この三つを考えるだけで
半分以上が決まる
ここが
とても大事なポイントです
まずは自動車
ガソリン車は
化石燃料を
直接使っています
ではこれをどうするか
現実的なのは
電気で走る車
つまりEVです
そしてその電気を
自分の家で作る
という考え方までいけば最高
太陽光発電で作った電気で
車を走らせる
これが家庭における
移動エネルギーの
自給になります
次に暖房
寒い地域ほど
エネルギーを使うのが暖房
ここでとても大事なのが
暖房機器より
家の性能です
断熱
気密
日射取得
これが
しっかりしていると
エアコン1台でも
家全体が暖かい
逆に
断熱が弱い家は
どんな暖房でも
エネルギーを
大量に使います
つまり
暖房の省エネは
家そのものの性能で
ほぼ決まります
そして三つ目が給湯です
お湯を作るためにも
実は多くのエネルギーを
使っています
ここで有効なのが
太陽熱温水器
そして
太陽光発電と
エコキュートの組み合わせです
特に
エコキュートの良いところは
お湯を
貯めておけることです
昼間太陽光発電で作った電気で
お湯を作る
そして夜に使う
これはとても合理的な
エネルギーの使い方です
ちなみに
冷房は
家庭エネルギーの
約3%と言われています
しかも
太陽光発電は
夏に一番発電します
ですので
暑い昼間はエアコンを
しっかり動かす
気温の下がる夜は
少し控えめに
このような使い方だと
とても理想的
これから確実に
起きることがあります
それは
エネルギー価格の上昇です
ホルムズ海峡の件もしかり
今はまだ
電気
ガス
ガソリン
そこまで
高くないので
あまり深く
考えなくても
生活することが出来ます
しかし
これから先
エネルギーコストが
少しずつ
上がっていく可能性は
高いと言われています
だからこそ
これからの家づくりでは
太陽光発電
エアコン
高断熱
高気密
エコキュート
こうした
エネルギーを
自分で作り
なるべく使わない家
という考え方が
とても大切になります
家は1度建てると
40年、50年と
長く使います
その間に
エネルギー環境は
必ず変わります
だからこそ
今だけではなく
将来を見据えた家を
作ることが
大事なのだと思います
性能に関して言えば
今一番良いものを使っても
10年もすれば
そこは標準ラインに
逆に今の最低ラインを
選択した場合には
それは10年後の既存不適格に
次の世代に恥じない
そして残されても負債とならない
何より自分たちが快適で
家計負担も少ない
選択肢を選ぶ事こそが
この地球を守っていく第一歩
他人事のように思えて
実は自分ごと
そしてそれは未来に居る
あなたの大切な人へと
バトンがつながります
ピンとこないかも知れませんが
100年後もあなたの大切な
誰かが必ず生きています
未来に繋がる行動を起こしましょう
それではまた次回(^^)
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2026/03/01
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
昨日のくにびきマラソン
無事に5kmを完走しました
練習タイムより6分も早くゴール
沿道からの声援に張り切ったのか
周りの人につられたのか
とにかくしんどかったですし
脚がいたいですww
ちなみに長男はハーフでした
真似は出来ません
これでまた1年走らなくなる
とならないように
継続したいなとは思っています
と去年も思っていたようなww
さてそんな本日は
性能を上げるほど設計力は問われる
というお話です
先日メルマガで
窓は面積14%しかないのに、
熱は50%以上逃げる
というお話をしましたが
その続編です
最初に窓を強化する
これは間違っていません
トリプルガラス
樹脂サッシ
ここまで来ると、
確実に体感は変わります
しかし
窓を強くしただけで
「暖かい家」になるかというと
単純にそうではありません
高性能窓で失敗する家
最近増えています
まずは日射取得を考えていない
冬の暖かさは
断熱だけではありません
太陽の光“日射”です
南面から入る太陽の熱は
無料の暖房です
窓の性能を上げると
逃げにくくなります
つまり、
入った熱も逃げにくい
ここまでは良い
しかし南面が小さい
庇が深すぎる
Low-Eの向きを間違える
これでは
せっかくの太陽熱を
自ら遮断してしまう
断熱を上げたのに
暖房費が下がらない家
原因は日射設計不足です
山陰は冬の日射量が少ないですが
だからこそ貴重な熱なのです
そして逆の発想をすると
窓が強くなると
熱がこもる家になります
これは冬は武器ですが
夏はどうでしょうか?
冬は取得
夏は遮蔽
これは基本中の基本です
ところが
トリプルガラスだから大丈夫
と思ってしまう方は
いないでしょうか?
ガラスの断熱性能と
日射遮蔽性能は別物です
Uw値(窓の断熱性能)が良くても
η値(日射熱取得率)が高ければ
夏はしっかり暑くなる
特に出雲のような
湿度の高い地域では
一度オーバーヒートすると
除湿負荷が跳ね上がる
冷房エネルギーは
顕熱より潜熱の方が重い
ここまで理解して
初めて“窓を強くする”意味が
完成します
窓をトリプルにした
壁を厚くした
UA値が下がった
それで終わりではありません
・方位ごとの窓サイズ
・ガラス仕様の使い分け
・庇の出寸法
・気密とのバランス
性能は部品の性能ではなく
“設計全体の整合性”
高性能窓を付けたら
オッケーなのではなく
その先を設計する事が
重要です
窓を強くすればするほど
次に問われるのは
・日射の読み
・壁とのバランス
・熱の逃がし方
そして
暮らし方の提案
性能を上げるとは
責任を増やすこと
数字の先にあるのは
快適か?不快か?
そこまで考えて
初めて本当の高性能住宅
窓を強くするのは
スタートライン
その先に
設計者の力量は
はっきり現れますので
〇〇だから安心ではなく
しっかり根拠を示せる
設計者と家創りを行いましょう
それではまた次回(^^)
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2026/02/22
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
本日まで岐阜出張です
今日は長男と
新しい部屋に荷物を
運んだりと
バタバタしながら
最終日を終える予定ですww
進学してあっという間に
1年が過ぎまして
春からいよいよ社会人
なる様になる
自分を信じて
モノ作りを楽しんで
もらいたいという親心です
さてそんな本日は
なぜ空気は動くのか?
というお話
熱の流れと
空気の流れは
似ているようで
まったく別物です
熱は温度の高い方から
低い方へ流れます
そこに必要なのは温度差
一方で空気は
圧力の高い方から
低い方へ流れますので
必要なのは圧力差
この違いを
理解しているかどうかで
換気の考え方は
大きく変わります
地球のまわりには
大気があります
大気は
上に行くほど薄くなる
空気には重さがあります
だから地表付近では
大きな圧力が
かかっています
これが大気圧です
気圧が周囲より低くなれば
そこに向かって風が吹く
極端に下がった時に
起こるのが台風です
台風の中心は極端な低気圧
だから周囲から中心へ
空気が流れ込みます
これは自然界の
当たり前の現象
そして建築も同じです
建物の中で
空気が動くのも
圧力差
外の気圧は
日々変動します
でも本当に重要なのは
「室内と室外の差」
この差が
空気を動かします
第2種換気は
室内が正圧
室内の圧力が高い
だから空気は
外へ押し出される
第3種換気は
室内が負圧
室内の圧力が低い
だから外から
空気が入り込む
第1種換気は
給気と排気を
バランスさせ
圧力差を
できるだけ小さくする
換気は
風を起こす装置ではなく
圧力差をつくる装置
ここを理解しているかどうかで
気密の意味も変わります
隙間が多い家では
意図しない場所から
空気が出入りする
つまり圧力差を
コントロールできない
だから気密は
とても大切なのです
C値は
ただの数字ではありません
圧力を設計通りに
扱えるかどうかの指標
温度差は断熱
圧力差は気密と換気
この二つが揃って
はじめて空気は
思い通りに振る舞う
自然の原理を
知れば知るほど
家づくりは
面白い
実は私も先日講義で詳しく
知った内容なんですけどねww
今日もまた一つ
理解が深まりました
お付き合い頂き
ありがとうございました
人生は日々勉強だ
それではまた次回(^^)
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2026/02/15
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
先日ゼネコンで工務をしているが
大工になりたいという
20歳の子が材木屋さんの紹介で
私の話を聞きに来ました
うちの社員はどこかで
聞いた事のある話だなと
思っている事でしょうww
大工の現状
家創りのすばらしさ
人が作る物を管理するのと
自分が作る事の違い
様々な角度から
熱い想いを話させて頂きました
もっと早く行動して
おけば良かったと
最後にぼそっとつぶやいたので
自分が動きだそうと思った時が
最高のタイミングだと
伝えました
この業界を支える
人材になって貰えたら
とても嬉しい事ですね
さて本日は
木は水に弱いのか
というお話
モデルハウスが
全面板張りの外壁でして
更に無塗装仕上げ
見た数名の方が
腐らないんですか?
という質問をしてくれます
「木は水に弱い」
「いや 木は水に強い」
どっちなんですか?
と聞かれることもあります
確かに雨漏りで柱や土台が
濡れ続ければ腐ります
シロアリ被害にも
つながる
一方で
外壁板は
塗装をしなくても
30年 40年と
持つこともあります
神社やお寺を想像してみてください
矛盾しているようで
実は答えは
とてもシンプル
木が腐るのは
水に触れたから
ではありません
正確には
腐朽菌が繁殖したときに
腐ります
腐朽菌が繁殖するには
4つの条件が必要です
空気
温度
栄養
水
このうち
空気と温度は
住宅ではゼロにできません
栄養は
木そのものにあります
だから最後に残るのが
「水」な訳です
ここが
とても大事なポイントです
木外壁は
雨に濡れても
晴れの日が
1日 2日続けば
自然に乾きます
乾けば
腐朽菌は活動できません
つまり
濡れても乾く環境なら
木は強い
これが本質です
古くから
木が外壁に
使われてきたのは
経験ではなく
理にかなっているからです
一方で
最近の住宅は
気密や断熱を高めるため
何重にも
ラッピングされています
これは
とても大切な技術
しかし
万が一
水が入り込んだ場合
外に抜けにくい
構造にもなります
しかも
暖かい時期なら
温度も十分
空気もある
栄養もある
水が長期間とどまれば
腐朽菌にとって
最高の環境です
ここで初めて
木は水に弱い
という現象が
起きます
まとめると
濡れても乾くなら強い
濡れ続ければ弱い
それだけの話です
ウッドデッキにしても
屋根が無い場所に作ると
雨の日には濡れ
晴れの日には露
という状況に
材料には
性格があります
その性格を
理解せずに使えば
トラブルになります
逆に
理にかなった設計と
丁寧な施工をすれば
木は驚くほど長持ちします
雨仕舞いを丁寧にする
水の逃げ道をつくる
万が一濡れても乾く設計にする
この積み重ねが
家の寿命を決めます
室内でも同じ
使ったら拭く
換気する
湿気をためない
それだけで
木は何十年も
良い仕事をしてくれます
木は弱い材料ではありません
正しく使えば
とても優秀な材料です
材料のせいにする前に
設計と施工を見直す
そして暮らし方も整える
木はきちんと向き合えば
必ず応えてくれます
モデルは無塗装

モデルは無塗装
現在新築中の物件は
ウッドロングエコの
水槽漬け塗装

2026/02/08
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
月末に参加する
くにびきマラソンを控え
先週一年ぶりに走りました
少しずつ距離を
伸ばすつもりでしたが
この天気ww
ほぼぶっつけ本番に
なりそうな予感
まあなんとかなるかww
さてそんな本日は
先日お邪魔した
亀谷窯業さんのお話を
させていただきたいと思います
会社はこちら↓↓
島根の地で
220年以上瓦づくりを
続けてきた亀谷窯業さん
工場に一歩足を
踏み入れた瞬間
空気が少し違う
静かで落ち着いていて
でも芯がある
そんな不思議な
心地よさ
歴史ある会社
という言葉で
片付けてしまうのは
あまりにも
もったいない
ここには
時間をかけて
積み重ねてきた
覚悟がありました
原料はできる限り
地域のものを使う
この土地の土
この土地の水
この土地の気候
効率や
コストだけを考えれば
もっと簡単な
方法はいくらでもある
それでも
地域の素材で
地域の手でつくる
その選択を
220年変えずに
続けてきた会社
社長のお話を
聞きながら
何度も
うなずいている
自分がいました
考え方が驚くほど
近いんです
当社の家づくりも
全く同じだと
遠くから安く
大量に運んでくる
それは合理的かもしれない
でもその先に
地域の未来は
あるのか
技術は
人から人へ
素材は土地から暮らしへ
つながりのない
ものづくりは
やがて消えていく
そう私は
思っています
今回のお目当ては
瓦ではなくタイル
島根を代表する
文化施設
島根県芸術文化センター
グラントワをはじめ
米子市公会堂
そして国内外数多くの
高級ホテルで
使われています

あの圧倒的な存在感のある
建築の支えているタイル
派手ではない
でも近くで見るほど
味わい深い
時間とともに
建築になじんでいく
まさに素材が
建築を引き立てている
好例だと感じます
そしてモデルハウスで
玄関土間に
タイルを採用
さらに外構まで
同じ素材で
つなげていこうと
考えています
理由はデザインだけでは
ありません
踏みしめたときの
感触光の当たり方
雨に濡れたときの
表情
そしてどこで
誰がどんな思いで
つくったのか
きちんと
語れる素材で
あること
それが住まいに
安心と誇りを
与えてくれる
そう信じているから
家は完成した瞬間が
ゴールではありません
暮らしが重なり
時間が積み重なり
地域の風景に
なっていく
だからこそ
目に見える部分も
見えない部分も
地域とつながっていたい
亀谷窯業さんは
その姿勢を220年
貫いてきた会社でした
こういうものづくりに
触れるたびに
この仕事を続けていて
本当に良かったと
心から思います
モデルハウスが
完成したら
ぜひ足元にも
目を向けてみてください
そこには
島根の土と
島根の時間と
島根の想いが
しっかり
焼き込まれています
地域の素材と
地元の人間の想い
それはきっと
この地域に誇りを持って
残っていく建築の
一部となっていく事でしょう
それではまた次回(^^)
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2026/02/01
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
週末は広島出張
新住協の勉強会でした
とても面白い話を聞いたので
皆さんに分かりやすく
お伝えしておこうと思います
空に浮かぶ気球
なぜ気球は
浮かぶのでしょうか?
理由はとてもシンプル
中の空気を温めると
空気は軽くなり
上へと圧力がかかる
その力で気球は
空に浮かびます
人を乗せて空を飛べるほどに
暖かい空気は上へ行く
これは空気が
持っている性質なのですが
実はこの仕組み
家の中でも同じように
起きています
冬に家で暖房を入れると
室内の空気は温められます
温められた空気は
軽くなり上へ動こうとする
ここまでは気球と
同じです
問題になるのは
家に隙間がある場合
隙間のある家では
暖かい空気が
壁の中や天井裏へ
入り込みます
すると壁の中は
煙突状態となり
暖かい空気は壁の中を通り
どんどん上へ抜けていきます
その結果室内では
上に向かって暖かい空気は逃げ
逃げた分だけ入ってくるのは
外の冷たい空気な訳です
まるで家の中が
気球になったような状態
暖房しているのに
足元が寒い
すきま風を
感じる
その正体は
圧力による空気の動き
これが
繰り返されると
いくら暖房しても
家は暖まりません
暖房を強くしても
この空気移動が多くなるだけで
顔は暑いけど足は寒い
しっかりと断熱材が
入っていても
空気が動けば効果は
発揮されません
断熱と同じだけ大切な気密
断熱は熱の移動を
遅らせるもの
気密は空気の移動を
止めるもの
役割はまったく違い
断熱だけの家では
空気が動き暖かさが
逃げてしまう
断熱と気密が
そろってはじめて
空気は快適に
空気をどこで止め
どう流すか
それを考え
丁寧につくること
それは家づくりの基本
気球が空気の性質を
利用して飛んでいるように
家もまた空気の性質を
理解してつくられる
べき存在です
断熱と気密どちらも
欠かせません
家づくりは
見た目も大事ですが
まず性能から
そして性能は数値より考え方
その考え方は空気から始まるのです
それではまた次回(^^)
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2026/01/25
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
家が寒い暑い
結露するしない
こうした話をするとき
多くの場合
基準になるのは室温です
今日は何℃?
エアコンは何℃設定?
外は寒い?
でも実際の暮らしは
それだけで
快適さは決まりません
ここで大切なになるのが
表面温度です
空気の温度ではなく
壁や窓
床や天井
人が直接触れ
そして感じている
「面」の温度です
ここで1つの目安となる
考え方があります
体感温度=
(空気温度+表面温度)÷2
たとえば
空気の温度が22℃でも
壁や窓の表面温度が14℃なら
体が感じる暖かさは
(22+14)÷2
=18℃
設定温度より
はっきり寒く感じますよね
逆に空気の温度が20℃でも
壁や窓の表面温度が
20℃近くあれば
体感温度も
ほぼ20℃
数字以上に
暖かく穏やかに感じます
冬窓の近くに立つと
じわっと寒い
あれは冷たい空気が
流れているのもありますが
体の熱が
冷たい窓や壁に
奪われている
いわゆる
放射の影響
表面温度が低いと
風がなくても
人は寒さを感じます
夏は逆ですね
そして
この表面温度こそが
結露とも
深く関係しています
空気中の水蒸気は
冷たい面に触れた瞬間
水に変わる
結露は
空気の問題ではなく
面の温度の問題
表面温度が
露点温度を下回った
その瞬間に
結露は起きる
先週のメルマガでは
結露、カビのお話をしましたが
ここら辺が最終章
つまり
本当に大切なのは
室温を上げることではなく
冷たい面をつくらないこと
断熱とは
空気を温めるための
ものではありません
熱を断つから断熱
これ↓

壁や窓
床や天井の
表面温度を
下げないための技術です
高断熱の家では
壁も窓も
人の体温に近づく
だから
エアコンを
強く使わなくても
寒くない
足元も冷えにくい
窓際もつらくない
そして
結露もしにくい
暖房している感じが
しないのに暖かい
これは
魔法ではなく
表面温度が
きちんと整っている
ただそれだけの話です
家づくりとは
空気の温度を
追いかけることではなく
人が触れる面の温度を
どう整えるか
この視点を持つだけで
断熱の意味も
結露の考え方も
暖房の選び方も
大きく変わります
表面温度
それは
数字には表れにくいけれど
体が正直に感じ取っている
暮らしの質を決める
とても大切な指標です
それではまた次回(^^)
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2026/01/11
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
先日友達工務店さんの自宅
パッシブハウスに
お邪魔してきました
素晴らしい空気感
見事な物でした
当社の物件を見学に来られてから
付加断熱を標準仕様として
あっという間に
パッシブハウスまで
私より若い社長さんですが
本当に素晴らしかったです
さてそんな本日は
意味のある性能とは何か
というお話です
高断熱高気密という考え方は
北海道で生まれ
長い時間をかけて
育ってきた技術です
寒さの厳しい地域では
家の中の熱を
いかに逃がさないかが
暮らしの快適性を
大きく左右する
そして家の寒さが
命に関わる事を知っていた
性能が低い家では
室内の空気が
外の空気と入れ替わり
いわゆる
すきま風が生じます
このすきま風による
熱損失は断熱性能を
もとにした一般的な
熱損失シミュレーションには
表れてきません
計算上は
良い家に見えても
実際に住むと
寒いということが
起こってしまうのです
建物の中の空気が
漏れてしまう理由は
大きく分けて
二つあります
一つ目は
内外の温度差
暖かい空気は軽く
隙間が多いと
家の上の方から
外へ逃げようとします
その時に出ていく分だけ
冷たい空気が
下から入り込み
室内の空気が
入れ替わってしまう
長年の研究により
気密性能が
C値1.0より良ければ
外気温が
氷点下になっても
家の空気が
逃げていくことは
ほぼ起こりません
これが
高気密住宅の
1つの基準として
C値1.0以下が
求められてきた理由
二つ目は
建物に当たる風
風が当たることで
建物の中の空気が
押し出されるように
入れ替わろうとします
比較的強い風が
吹いた状態では
C値1.0の家だと
1時間におよそ
0.2回ほど空気が
入れ替わる可能性がある
計画換気は
0.5回を前提としているため
風の影響が
無視できないことが
よく分かります
そのため
C値は0.7よりも
良い性能が
理想とされてきました
ただしこれは
すべての家に
当てはまる話では
ありません
住宅が密集している地域と
野原にぽつんと建つ家では
風の影響は
大きく異なりますよね
これまでの研究から
C値0.3程度まで
気密性能が
高まれば
強い風が吹いても
空気が
入れ替わることは
ほぼないのだと
逆に言えば
これ以上気密性能を
高めたとしても
建物の燃費に
影響を与えるということは
ほとんど無い
ということです
断熱や省エネの分野では
新住協
北総研
HEAT20などの
研究団体が
数十年にわたり
検証を重ねてきました
そして
どの団体も
意味のなくなってしまう
極端な高性能を
求めるべきだ
とは言っていません
それでも
一般の方の中には
C値が良い家こそ
良い家だ
C値0.0を
目指すべきだ
という声を
聞くことがあります
ですがそれは
建築工学的には
事実ではありません
換気が
より良くなる
という話も
耳にしますが
C値0.5以下であれば
体感できる差は
ほとんど無い
それよりも
空調機器の
選定や運用の方が
はるかに重要です
超高気密にする
唯一の意味があるとすれば
それは施工を成し遂げた
大工さんを称え
モチベーションを
高めるための
物差しとしてでしょう
住んでいる人の
暮らしそのものは
ほとんど
変わりません
それならば
多大な労力と
時間とコストを
必要以上の性能に
注ぎ込むよりも
別の領域に
力を使った方が
良い家になります
大切なのは
シンプルで
合理的な断熱工法を
選ぶこと
特別な技術を
必要とせず安定して
良好な気密性能を
確保できること
それは
工法の再現性と
均一な品質が
高いということでもあります
住まい手にとっては
安心につながり
つくり手にとっては
品質を保証しやすい
コストを
かけすぎることなく
高い性能を
安定して提供できる
これこそが長年改良され
完成の領域まで
高められてきた新在来工法
数字を誇るための
家づくりではなく
暮らしに意味のある性能を
積み重ねていく
誰かの自己満足ではなく
住い手の心地よさが重要
数字が大切なのではありません
意味のある事にお金を使いましょう
それではまた次回(^^)
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2026/01/04
皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です
2026年最初のブログ
今年もどうぞ
よろしくお願いいたします
お正月ゆっくり過ごしています
神社にお参りして
お酒飲んで
本を読んで
お酒飲んで
植物に水やりして
お酒飲んでww
明日仕事始めなので
今日から生活スタイルを
戻しますww
さてそんな本日は
住まいが地球にできること
というお話
地球上の二酸化炭素は
確実に増え続けています
原因は一つではありませんが
私たちの暮らしと深く関係している
という事だけは間違いありません
そんな中で
改めて考えたいのは
「木」の役割です
木は光合成によって
大気中のCO2を吸収し
炭素として体内に固定します
つまり
木が育つという行為そのものが
地球にとっての
CO2削減活動なのです
しかし
ここであまり知られていない
大切な事実があります
日本の山には
木はたくさんあります
けれど
戦後に植えられた人工林の多くは
すでに成熟期を迎え
CO2の吸収量が
落ちてきている木も
少なくありません
若い木は
ぐんぐん成長し
たくさんのCO2を吸います
一方で
成長が止まった木は
吸収量も次第に減っていきます
つまり
「木がたくさんある」
だけでは不十分
適切に木を伐り
新しい木を植え
森を若返らせることは
本当の意味での
環境保全につながるのです
では
伐った木はどうするのか
もし燃やしてしまえば
せっかく固定した炭素は
再びCO2として
空気中に戻ってしまいます
だからこそ
木は燃やすのではなく
使い続けることが大切です
木の家
木の家具
木の建具
長く使えば使うほど
炭素は地球上に留まり続けます
これは「カーボンを貯蔵する」
という考え方で
とても理にかなっています
私はこの話を聞いたとき
家づくりの意味を
改めて考えさせられました
木造住宅を建てることは
単なる住まいづくりではなく
地球環境への
小さくても確かな
貢献なのだと
さらに言えば
スクラップ&ビルドではなく
今ある家を活かす
リフォームや
リノベーションも
同じ考え方です
壊さず直し
使い続ける
それは資源を大切にする
だけではなく
すでに使われている木を
さらに長く
地球に留める
という行為でもあります
派手さはありません
けれど確実に意味がある
家は建てて終わりではなく
暮らしと共に
育てていくもの
そしてその積み重ねが
未来の環境を
つくっていきます
木を使うこと
木の家に住むこと
それは次の世代に
何を残すのかを
静かに考える
選択なのだと
私は思っています
あなたの家創りが
木に囲まれています様に
そしてそれが
共に地元で育った木で
あります様に
それではまた次回(^^)
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