BLOG 2026

人気の間取りが住みにくい家をつくることもある

2026/04/05

皆さんこんにちは

KATSUKENの勝部です

リノベモデルハウスが

いよいよ写真撮影と

動画撮影まで来ました

ぼちぼち内覧開始です

地域素材へのこだわりが

たくさん詰まっていますので

是非ご来場ください


さてそんな本日は

間取りの中でも人気の高い

「回遊動線」についてです


最近はぐるっと回れる間取りが

とても人気です


行き止まりがなくて

家の中を回れる

なんとなく便利そうで

なんとなく暮らしやすそうで

間取りの正解のように

見えることもあります


実際家づくりのご相談でも

回遊動線にしたいです

という声はよくあります


もちろん

うまく計画された回遊動線は

とても使いやすい


ですが私は

いつも少し立ち止まって

考えるようにしています


その回遊動線

本当に必要ですか

ということです


間取りは流行で

決めるものではありません

暮らし方

持ち物の量

家の大きさ

そこに対して

本当に合っているか

どうかが大事


特にあまり大きくない家では

回遊動線は慎重に考えた方がいいと

私は思っています


なぜかというと

回遊動線をつくると

通路が増えるからです


収納にもならず

窓にもならず

ただ白い壁として

続いてしまうと

かなりもったいない


家は広さに限りがあります

その限られた面積の中で

通るための空間を

増やすということは

使える場所を減らす

ということでもあります


例えば回遊動線をやめて

行き止まりをつくると

そこには収納が置けます


棚がつくれます

家具が置けます

壁が使えます


けれど

回遊動線にすると

通路として成立させるために

その場所は空けておかなければいけない


つまり

見た目はすっきりしても

実は使える壁が減っている

ということが起こります


ここは間取りを見る時に

とても大事な視点です

SNSやルームツアーで見る家は

どれもきれい

回遊動線のある家は

特に美しく見えます


ですが

そこで一度考えてみてほしいのです

その家に住んでいる方は

どのくらい物を持っているのか

収納の中に

どれだけ収まっているのか


そして

自分たちの暮らしは

本当にそこに近いのか


家づくりで失敗しやすいのは

間取りそのものより

自分たちの暮らしと

合っていないことです


物が多いご家族なら

回遊動線より

壁がしっかり取れる間取りの方が

暮らしやすいことは多いです


収納は

広さだけではありません


どこにあるか

使いやすいか

壁として成立しているか

このあたりがとても重要です


回遊動線をつくるなら

その内側も外側も

ちゃんと意味のある壁にしたい


収納になる

窓になる

景色を切り取る

家具を置ける


そういう理由があって初めて

その回遊動線は

生きてきます


ただ何となく

人気だから

便利そうだから

という理由で採用すると

住み始めてから

あれ 収納が足りない

あれ 意外と物が置けない

となりやすいです


間取りは

動けることが

正解ではありません

暮らしが整うことが正解


回れることより

片付くこと

抜けられることより

納まること


見た目の良さより

毎日の使いやすさ


私はそのバランスの方が

ずっと大事だと思っています


回遊動線が良いか悪いか

ではありません

その家に本当に必要かどうか


そこを丁寧に考えることが

後悔しない家づくりにつながります


間取りは

流行を見るものではなく

暮らしを見るもの


そんな視点で

一度図面を見てみると

また違ったものが

見えてくるかもしれません

それではまた次回(^^)

-------------

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速さと量の決定的な違い

2026/03/29

皆さんこんにちは

KATSUKENの勝部です

長男が人生最後の春休みを終えて

無事に岐阜へと帰りました

いよいよ社会人

この前赤ちゃんだった

ような気がしますが

あっという間だったなとww


帰省中があっという間だったと

言っていたので

それほど充実していたのでしょう

同じようにこれからも

楽しんで人生を

切り開いて貰いたいですね


子育ては本当にあっという間なので

真っ只中の方には

大変な事は多いと思いますが

今を楽しんでいただきたいです


さてそんな本日は

速さと量の決定的な違い

というちょっとマニアックな話


先日お引渡し前の物件にて

いつも通り風量測定を行いました


ここで出て来る単位

m3/hとm/s


この2つの違いと

現場での使い分けです


どちらも

空気の動きを表す単位

でも意味は全く違います


m3/hは

どれだけの量が動いたか

m/sは

どれだけの速さで動いたか


量なのか

スピードなのか

例えていうなら

水道の蛇口から水を出した時

その水の勢いがm/s

バケツにたまった

水の量がm3/h


ここを分けて考えることが

とても重要です


例えば換気

24時間換気は

室内の空気を

一定量入れ替える仕組み


必要なのは

空気の“量”です

部屋の体積に対して

何回入れ替えるか

ここから必要な風量を出す


だから単位は

m3/hになります


設計値があり

計算があり

その答え合わせとして

実測があります


つまり換気は

m3/hで評価する世界

ここは明確です


一方で当社で言うと

床下エアコンのガラリ

ここになると

話が変わります


見た目は同じグリルでも

スリットの幅

内部の形状

開口率、抵抗

製品ごとにバラバラですね


つまり

見えているサイズと

実際に空気が通る面積

これが一致しない

ここが一番のポイントです


本来風量は

風速×断面積

で決まります


でも

断面積が曖昧だと

m3/hは正確に出せない

数字は出せても

意味のある数字にならない


ここで無理をすると

設計上はOKでも

体感はズレる

ということが起きます


なのでこういう場所では

まずm/sで測り

風速を見る


どれくらいの勢いで

空気が出ているのか

これを確認する


なぜなら

速度は嘘をつかないから

面積が曖昧でも

流れの強さはそのまま出る


そして

人の体感とも一致する


風が当たる

風を感じる


この感覚は

m/sに近い


だから

床下エアコンの吹き出しや

ガラリのような場所は


m/sで評価する方が

現実的で合理的です


逆に

換気の吸い込み口や排気口

レンジフードなどは

空気をどれだけ引っ張れているか

ここが重要です

つまり量という事


だから

m3/hで評価する

ここをm/sだけで見ても

必要換気量を

満たしているかどうかは

分からない


使い分け

これがとても大事です


さらに言うと

この2つは

対立しているわけではなく

本来はつながっています

風量=風速×面積


現場では

その“面積”が

正確に取れるかどうかで

使う単位が変わる

そう考えると

とてもシンプルです


換気のように

面積も機械も決まっている場所は

m3/h


ガラリや吹き出しのように

面積が曖昧な場所は

m/s


そしてもう一つ

大事な視点があります

それは

数字と体感のズレ


m3/hが合っていても

空気の流れ方が悪ければ寒い


逆にm/sがしっかり出ていれば

体感として

空気が動いていると感じる


つまり

数字だけではなく

空気の流れを

どう読むか

ここが重要です


断熱や気密と同じで

数字はあくまで入口

その先にある

空気の質

流れ方

温度の均一さ


そこまで見て初めて

本当に快適な家になります


創って終わりではなく

実測してみる


測って終わりではなく

何を測っているのか

なぜその単位なのか

そこまで理解する


それが

本当の意味での

“風量の答え合わせ”

だと思います


そしてこれは

性能の話でありながら

暮らしの話です


見えない空気を

どう扱うか

そこに

家づくりの質が

はっきりと現れる

私はそう感じています


それではまた次回(^^)

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地域を豊にする家創り

2026/03/22

皆さんこんにちは

KATSUKENの勝部です

本日は内覧会二日目

ご予約のお客様

お気をつけてお越しください


さてそんな本日は

地域を豊にする家創り

というお話です


先日のインスタライブで

「地産地消の家づくり」について

お話をさせていただきました


少し難しそうに

聞こえる言葉ですが

本質はとてもシンプルです


今回は木に焦点を当てると

地域の木を使い

地域の人が建てる

それだけのこと


けれどこの選択が

実はとても

大きな意味を持っています


家を建てるということは

大きなお金が動くということ

そのお金がどこへ行くのか

ここを意識したことは

あるでしょうか


例えば

海外でつくられた材料を使い

大きな流通に乗って

誰が関わっているか

分からない形で

家が建てられる場合

お金は地域の外へ

出ていきますよね


一方で地域の木を使い

地域の職人が関わる家づくりでは

そのお金は

この地域の中で回り続ける


山で木を育てる人

木を伐る人

製材する人

運ぶ人

加工する人

建てる大工


その一つひとつに

ちゃんと仕事が生まれる

その人達にも人生があり

家族がいてドラマがある


そしてその人たちが

また地域で暮らし

地域でお金を使う


そうやって

ゆっくりと循環していく


家づくりとは

単に住まいを

つくる行為ではなく

どこにお金を流すかという

「選択」でもあるのです


どんな材料を選ぶのか

誰と家をつくるのか


その一つひとつが

これからの

地域の姿を決めていく

そう思っています


そして

地域の木は

地域の気候に

合っているということ


出雲の気候は

湿気が多く

雨も多い


だからこそ

この土地で育った木は

その環境に適応しています


長い時間をかけて

この土地に合うように

育ってきた素材

それを使うことは

とても理にかなっています


性能という面でも

理屈が通っている選択


そして何より

自分たちの

暮らす場所で育った木で

家をつくるということは

安心感があります


見えない部分ですが

確かに感じる部分

家は長く使うものです

だからこそ

どこでつくられたものか

誰が関わったのか


そういった背景も含めて

大切にしていきたい

そう思っています


地産地消の家づくりは

決して特別なことではありません

ただ少しだけ意識を向けるだけです


その選択が

この地域の風景を守り

次の世代へつなぐことにもなる


100年後にも

あなたの大切な誰かが

必ずこの地域で生きています

建築とは地域に風景を残す行為

未来に種を撒く


それは山も家も

きっと同じなんだと思います


それではまた次回(^^)

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暮らしと家具

2026/03/15

皆さんこんにちは

KATSUKENの勝部です

21.22日松江市で内覧会を行います

ご興味のある方は↓

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長男が人生最後の春休みで

帰省しています

4月から社会人

人生の荒波を

楽しんでもらいたいです


先日読んだ本で面白い一言

「事実は一つだが考えは二つ」

辛い事や嫌な事が起きてしまっても

その事実は消えないが

その出来事を嫌だと思うか

勉強になったと思うかで

その人の人生は大きく変わる


大きく深呼吸をついて

後者でありましょう


さてそんな本日は

暮らしと家具

というお話


家づくりで

多くの方が気にされるのは


外観

間取り

キッチン

お風呂

断熱性能

このあたりです


もちろんどれもとても大切です

でも実際に暮らし始めたあと

毎日いちばん触れるものは

何でしょうか


それは家具です

ソファ

ダイニングテーブル

椅子

テレビボード

収納


人は一日の中で

家の壁よりも

家具の方に

長い時間触れています


つまり暮らしやすさは

家具によって

大きく変わるのです


設計の仕事をしていて

いつも思うことがあります


それは家具を考えずに

間取りを作ると

暮らしにくい家になる

ということ


例えばリビングの広さ

図面では

18、20畳

と書かれていても


そこに

ソファ

テレビ

ダイニングテーブル

収納

を置くと思ったより

空間は狭くなります


逆に

家具の配置を

最初から考えておくと


必要な広さ

動線

視線の抜け

すべてが

自然に整います


つまり家具は

間取りを決める

重要な要素

単なるモノではありません

暮らし方そのものです


例えば

ダイニングテーブル

ここで

ご飯を食べる

勉強をする

仕事をする

家族で話をする


家族の時間の多くは

テーブルの周りで

生まれます

ソファも同じ


座る場所

見る方向

テレビとの距離


これによって

リビングの過ごし方は

大きく変わります


家具の配置ひとつで

家族が集まる家にも

それぞれ別の部屋に行く家にも


そして家具には


既製家具と造作家具

の二つがあります


既製家具は

価格が分かりやすく

気軽に選べる

種類が豊富

という良さがあります


一方で

造作家具には

空間にぴったり合う

無駄な隙間がない

素材を家と合わせられる

という特徴があります


例えば

テレビボード

本棚

洗面収納

キッチン収納


このあたりは

造作にすると

空間との一体感が

とても高くなります


ですが

すべてを造作にする

必要はありません

暮らしの変化に対応できる考えは

非常に重要になります


椅子やソファは

好きなものを

選ぶ楽しさがあります


既製家具と造作家具

どちらも

上手に組み合わせることが

大切です


これから家づくりを考える方に

ぜひおすすめしたいのは

家具を最初に考えることです


どんなソファで

くつろぎたいのか

どんなテーブルで

食事をしたいのか

どんな椅子に

座りたいのか


家具が決まると

空間のサイズ

窓の位置

照明の位置


すべてが

自然に決まっていきます


家づくりというと

性能

間取り

設備

どうしても

建物の話が中心になりますが

本当に大切なのは

その中での暮らし


そして暮らしに

一番近い存在が家具


家はただの箱ではありません

家具と一緒に

暮らしをつくる場所


だからこそ

設計と家具は

切り離せないものなのだと

思いますよ


それではまた次回(^^)

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脱炭素は家から始まるという現実

2026/03/08

皆さんこんにちは

KATSUKENの勝部です

久しぶりに大工として動き

新築の上棟を終えて

クタクタの日曜日ww

しかしとても心地よい疲れ

今日は温泉でもいこうか

悩んでいます


上棟は5日に行いましたが

この日は稀にみる縁起の良い日で

大安 六曜の中で 最も吉日

一粒万倍日 一粒の種が万倍にも実る

天赦日 天がすべてを赦す日

寅の日 物事が無事に戻る

というかなり強い吉日が重なった日

暦好きの人から見ると

何かを始める最高クラスの日

だった訳です


そんな中天候にも恵まれ

作業効率も含めて

とても良い流れであり

感謝の一日でした

工事はとても順調

完成まで楽しませて頂きます


さてそんな本日は

脱炭素は家から始まるという現実

というお話です


カーボンニュートラル

脱炭素

最近よく聞く言葉ではないでしょうか?

国の政策でも

とても大きなテーマになっています


この二つを達成するために

最大のポイントとなるのが

CO2排出量の削減です

では日本のCO2排出の中で

どこが一番多いのか


実は建物なのです

日本全体のCO2排出量の

約32%は建物から出ている


この中には

ビルや商業施設も

含まれていますが


家庭だけでも

約15%を占めています


つまり

家づくりというのは

エネルギー問題の

かなり大きな部分を

握っていると言えます


では家庭の中で

何が一番

エネルギーを

使っているのか


実は次の三つ

自動車

暖房

給湯


この三つを

合計すると

家庭エネルギーの

55%以上になります


つまり

家庭の省エネは

この三つを考えるだけで

半分以上が決まる


ここが

とても大事なポイントです


まずは自動車

ガソリン車は

化石燃料を

直接使っています


ではこれをどうするか

現実的なのは

電気で走る車

つまりEVです


そしてその電気を

自分の家で作る

という考え方までいけば最高


太陽光発電で作った電気で

車を走らせる

これが家庭における

移動エネルギーの

自給になります


次に暖房

寒い地域ほど

エネルギーを使うのが暖房

ここでとても大事なのが

暖房機器より

家の性能です


断熱

気密

日射取得


これが

しっかりしていると


エアコン1台でも

家全体が暖かい


逆に

断熱が弱い家は

どんな暖房でも

エネルギーを

大量に使います


つまり

暖房の省エネは

家そのものの性能で

ほぼ決まります


そして三つ目が給湯です

お湯を作るためにも

実は多くのエネルギーを

使っています


ここで有効なのが

太陽熱温水器

そして

太陽光発電と

エコキュートの組み合わせです


特に

エコキュートの良いところは

お湯を

貯めておけることです


昼間太陽光発電で作った電気で

お湯を作る

そして夜に使う


これはとても合理的な

エネルギーの使い方です


ちなみに

冷房は

家庭エネルギーの

約3%と言われています


しかも

太陽光発電は

夏に一番発電します


ですので

暑い昼間はエアコンを

しっかり動かす


気温の下がる夜は

少し控えめに

このような使い方だと

とても理想的


これから確実に

起きることがあります

それは

エネルギー価格の上昇です


ホルムズ海峡の件もしかり

今はまだ

電気

ガス

ガソリン


そこまで

高くないので

あまり深く

考えなくても

生活することが出来ます


しかし

これから先

エネルギーコストが

少しずつ

上がっていく可能性は

高いと言われています


だからこそ

これからの家づくりでは

太陽光発電

エアコン

高断熱

高気密

エコキュート


こうした

エネルギーを

自分で作り


なるべく使わない家

という考え方が

とても大切になります


家は1度建てると

40年、50年と

長く使います


その間に

エネルギー環境は

必ず変わります


だからこそ

今だけではなく

将来を見据えた家を

作ることが

大事なのだと思います


性能に関して言えば

今一番良いものを使っても

10年もすれば

そこは標準ラインに


逆に今の最低ラインを

選択した場合には

それは10年後の既存不適格に


次の世代に恥じない

そして残されても負債とならない

何より自分たちが快適で

家計負担も少ない

選択肢を選ぶ事こそが

この地球を守っていく第一歩


他人事のように思えて

実は自分ごと

そしてそれは未来に居る

あなたの大切な人へと

バトンがつながります


ピンとこないかも知れませんが

100年後もあなたの大切な

誰かが必ず生きています

未来に繋がる行動を起こしましょう



それではまた次回(^^)

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性能を上げるほど設計力は問われる

2026/03/01

皆さんこんにちは

KATSUKENの勝部です


昨日のくにびきマラソン

無事に5kmを完走しました

練習タイムより6分も早くゴール

沿道からの声援に張り切ったのか

周りの人につられたのか

とにかくしんどかったですし

脚がいたいですww


ちなみに長男はハーフでした

真似は出来ません

これでまた1年走らなくなる

とならないように

継続したいなとは思っています

と去年も思っていたようなww


さてそんな本日は

性能を上げるほど設計力は問われる

というお話です


先日メルマガで

窓は面積14%しかないのに、

熱は50%以上逃げる

というお話をしましたが

その続編です


最初に窓を強化する

これは間違っていません


トリプルガラス

樹脂サッシ


ここまで来ると、

確実に体感は変わります


しかし

窓を強くしただけで

「暖かい家」になるかというと

単純にそうではありません


高性能窓で失敗する家

最近増えています


まずは日射取得を考えていない

冬の暖かさは

断熱だけではありません

太陽の光“日射”です


南面から入る太陽の熱は

無料の暖房です

窓の性能を上げると

逃げにくくなります

つまり、

入った熱も逃げにくい

ここまでは良い


しかし南面が小さい

庇が深すぎる

Low-Eの向きを間違える


これでは

せっかくの太陽熱を

自ら遮断してしまう


断熱を上げたのに

暖房費が下がらない家

原因は日射設計不足です


山陰は冬の日射量が少ないですが

だからこそ貴重な熱なのです


そして逆の発想をすると

窓が強くなると

熱がこもる家になります


これは冬は武器ですが

夏はどうでしょうか?


冬は取得

夏は遮蔽

これは基本中の基本です


ところが

トリプルガラスだから大丈夫

と思ってしまう方は

いないでしょうか?


ガラスの断熱性能と

日射遮蔽性能は別物です


Uw値(窓の断熱性能)が良くても

η値(日射熱取得率)が高ければ

夏はしっかり暑くなる


特に出雲のような

湿度の高い地域では

一度オーバーヒートすると

除湿負荷が跳ね上がる


冷房エネルギーは

顕熱より潜熱の方が重い


ここまで理解して

初めて“窓を強くする”意味が

完成します


窓をトリプルにした

壁を厚くした

UA値が下がった


それで終わりではありません


・方位ごとの窓サイズ

・ガラス仕様の使い分け

・庇の出寸法

・気密とのバランス


性能は部品の性能ではなく

“設計全体の整合性”


高性能窓を付けたら

オッケーなのではなく


その先を設計する事が

重要です


窓を強くすればするほど

次に問われるのは


・日射の読み

・壁とのバランス

・熱の逃がし方


そして

暮らし方の提案


性能を上げるとは

責任を増やすこと


数字の先にあるのは

快適か?不快か?


そこまで考えて

初めて本当の高性能住宅

窓を強くするのは

スタートライン


その先に

設計者の力量は

はっきり現れますので

〇〇だから安心ではなく

しっかり根拠を示せる

設計者と家創りを行いましょう



それではまた次回(^^)

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なぜ空気は動くのか?

2026/02/22

皆さんこんにちは

KATSUKENの勝部です


本日まで岐阜出張です

今日は長男と

新しい部屋に荷物を

運んだりと

バタバタしながら

最終日を終える予定ですww


進学してあっという間に

1年が過ぎまして

春からいよいよ社会人


なる様になる

自分を信じて

モノ作りを楽しんで

もらいたいという親心です


さてそんな本日は

なぜ空気は動くのか?

というお話


熱の流れと

空気の流れは

似ているようで

まったく別物です


熱は温度の高い方から

低い方へ流れます

そこに必要なのは温度差


一方で空気は

圧力の高い方から

低い方へ流れますので

必要なのは圧力差


この違いを

理解しているかどうかで

換気の考え方は

大きく変わります


地球のまわりには

大気があります


大気は

上に行くほど薄くなる

空気には重さがあります


だから地表付近では

大きな圧力が

かかっています

これが大気圧です


気圧が周囲より低くなれば

そこに向かって風が吹く


極端に下がった時に

起こるのが台風です


台風の中心は極端な低気圧

だから周囲から中心へ

空気が流れ込みます


これは自然界の

当たり前の現象

そして建築も同じです


建物の中で

空気が動くのも

圧力差


外の気圧は

日々変動します

でも本当に重要なのは

「室内と室外の差」


この差が

空気を動かします

第2種換気は

室内が正圧

室内の圧力が高い


だから空気は

外へ押し出される


第3種換気は

室内が負圧

室内の圧力が低い


だから外から

空気が入り込む


第1種換気は

給気と排気を

バランスさせ

圧力差を

できるだけ小さくする


換気は

風を起こす装置ではなく

圧力差をつくる装置


ここを理解しているかどうかで

気密の意味も変わります


隙間が多い家では

意図しない場所から

空気が出入りする


つまり圧力差を

コントロールできない

だから気密は

とても大切なのです


C値は

ただの数字ではありません

圧力を設計通りに

扱えるかどうかの指標


温度差は断熱

圧力差は気密と換気


この二つが揃って

はじめて空気は

思い通りに振る舞う


自然の原理を

知れば知るほど

家づくりは

面白い


実は私も先日講義で詳しく

知った内容なんですけどねww


今日もまた一つ

理解が深まりました

お付き合い頂き

ありがとうございました

人生は日々勉強だ


それではまた次回(^^)

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木は水に弱いのか

2026/02/15

皆さんこんにちは

KATSUKENの勝部です


先日ゼネコンで工務をしているが

大工になりたいという

20歳の子が材木屋さんの紹介で

私の話を聞きに来ました


うちの社員はどこかで

聞いた事のある話だなと

思っている事でしょうww


大工の現状

家創りのすばらしさ

人が作る物を管理するのと

自分が作る事の違い

様々な角度から

熱い想いを話させて頂きました


もっと早く行動して

おけば良かったと

最後にぼそっとつぶやいたので


自分が動きだそうと思った時が

最高のタイミングだと

伝えました


この業界を支える

人材になって貰えたら

とても嬉しい事ですね


さて本日は

木は水に弱いのか

というお話


モデルハウスが

全面板張りの外壁でして

更に無塗装仕上げ


見た数名の方が

腐らないんですか?

という質問をしてくれます


「木は水に弱い」

「いや 木は水に強い」

どっちなんですか?

と聞かれることもあります


確かに雨漏りで柱や土台が

濡れ続ければ腐ります


シロアリ被害にも

つながる


一方で

外壁板は

塗装をしなくても

30年 40年と

持つこともあります

神社やお寺を想像してみてください


矛盾しているようで

実は答えは

とてもシンプル


木が腐るのは

水に触れたから

ではありません


正確には

腐朽菌が繁殖したときに

腐ります


腐朽菌が繁殖するには

4つの条件が必要です


空気

温度

栄養


このうち

空気と温度は

住宅ではゼロにできません


栄養は

木そのものにあります


だから最後に残るのが

「水」な訳です


ここが

とても大事なポイントです


木外壁は

雨に濡れても

晴れの日が

1日 2日続けば

自然に乾きます


乾けば

腐朽菌は活動できません


つまり

濡れても乾く環境なら

木は強い

これが本質です


古くから

木が外壁に

使われてきたのは


経験ではなく

理にかなっているからです

一方で

最近の住宅は

気密や断熱を高めるため

何重にも

ラッピングされています


これは

とても大切な技術

しかし

万が一

水が入り込んだ場合

外に抜けにくい

構造にもなります


しかも

暖かい時期なら

温度も十分

空気もある

栄養もある


水が長期間とどまれば


腐朽菌にとって

最高の環境です


ここで初めて

木は水に弱い

という現象が

起きます


まとめると

濡れても乾くなら強い

濡れ続ければ弱い

それだけの話です


ウッドデッキにしても

屋根が無い場所に作ると

雨の日には濡れ

晴れの日には露

という状況に


材料には

性格があります

その性格を

理解せずに使えば

トラブルになります


逆に

理にかなった設計と

丁寧な施工をすれば


木は驚くほど長持ちします


雨仕舞いを丁寧にする

水の逃げ道をつくる

万が一濡れても乾く設計にする


この積み重ねが

家の寿命を決めます


室内でも同じ

使ったら拭く

換気する

湿気をためない


それだけで

木は何十年も

良い仕事をしてくれます


木は弱い材料ではありません

正しく使えば

とても優秀な材料です


材料のせいにする前に

設計と施工を見直す

そして暮らし方も整える


木はきちんと向き合えば

必ず応えてくれます


モデルは無塗装

モデルは無塗装

現在新築中の物件は

ウッドロングエコの

水槽漬け塗装

同じ時期に施工した2件

2つの木外壁が

どのように表情を変え

どのように変化していくか

楽しみたいと思います


劣化ではなく変化

それを楽しめる

そんな家創りを

して頂けたらと思います


それではまた次回(^^)

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地域の土でつくるという選択

2026/02/08

皆さんこんにちは

KATSUKENの勝部です

月末に参加する

くにびきマラソンを控え

先週一年ぶりに走りました

少しずつ距離を

伸ばすつもりでしたが 


この天気ww

ほぼぶっつけ本番に

なりそうな予感

まあなんとかなるかww


さてそんな本日は

先日お邪魔した

亀谷窯業さんのお話を

させていただきたいと思います


会社はこちら↓↓

亀谷窯業さんHP


島根の地で

220年以上瓦づくりを

続けてきた亀谷窯業さん


工場に一歩足を

踏み入れた瞬間

空気が少し違う


静かで落ち着いていて

でも芯がある


そんな不思議な

心地よさ


歴史ある会社

という言葉で

片付けてしまうのは

あまりにも

もったいない


ここには

時間をかけて

積み重ねてきた

覚悟がありました


原料はできる限り

地域のものを使う


この土地の土

この土地の水

この土地の気候


効率や

コストだけを考えれば

もっと簡単な

方法はいくらでもある


それでも

地域の素材で

地域の手でつくる


その選択を

220年変えずに

続けてきた会社


社長のお話を

聞きながら

何度も

うなずいている

自分がいました


考え方が驚くほど

近いんです


当社の家づくりも

全く同じだと


遠くから安く

大量に運んでくる

それは合理的かもしれない


でもその先に

地域の未来は

あるのか


技術は

人から人へ

素材は土地から暮らしへ


つながりのない

ものづくりは

やがて消えていく


そう私は

思っています


今回のお目当ては

瓦ではなくタイル

島根を代表する

文化施設

島根県芸術文化センター

グラントワをはじめ

米子市公会堂

そして国内外数多くの

高級ホテルで

使われています

あの圧倒的な存在感のある

建築の支えているタイル


派手ではない

でも近くで見るほど

味わい深い


時間とともに

建築になじんでいく


まさに素材が

建築を引き立てている

好例だと感じます


そしてモデルハウスで

玄関土間に

タイルを採用


さらに外構まで

同じ素材で

つなげていこうと

考えています


理由はデザインだけでは

ありません


踏みしめたときの

感触光の当たり方

雨に濡れたときの

表情


そしてどこで

誰がどんな思いで

つくったのか


きちんと

語れる素材で

あること


それが住まいに

安心と誇りを

与えてくれる

そう信じているから


家は完成した瞬間が

ゴールではありません


暮らしが重なり

時間が積み重なり

地域の風景に

なっていく


だからこそ

目に見える部分も

見えない部分も

地域とつながっていたい


亀谷窯業さんは

その姿勢を220年

貫いてきた会社でした


こういうものづくりに

触れるたびに


この仕事を続けていて

本当に良かったと

心から思います


モデルハウスが

完成したら

ぜひ足元にも

目を向けてみてください


そこには

島根の土と

島根の時間と

島根の想いが

しっかり

焼き込まれています


地域の素材と

地元の人間の想い

それはきっと

この地域に誇りを持って

残っていく建築の

一部となっていく事でしょう


それではまた次回(^^)

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室温だけでは暖かさは決まらない

2026/02/01

皆さんこんにちは

KATSUKENの勝部です

週末は広島出張

新住協の勉強会でした


とても面白い話を聞いたので

皆さんに分かりやすく

お伝えしておこうと思います


空に浮かぶ気球

なぜ気球は

浮かぶのでしょうか?

理由はとてもシンプル


中の空気を温めると

空気は軽くなり

上へと圧力がかかる


その力で気球は

空に浮かびます


人を乗せて空を飛べるほどに

暖かい空気は上へ行く


これは空気が

持っている性質なのですが


実はこの仕組み

家の中でも同じように

起きています


冬に家で暖房を入れると

室内の空気は温められます


温められた空気は

軽くなり上へ動こうとする


ここまでは気球と

同じです


問題になるのは

家に隙間がある場合


隙間のある家では

暖かい空気が

壁の中や天井裏へ

入り込みます


すると壁の中は

煙突状態となり

暖かい空気は壁の中を通り

どんどん上へ抜けていきます


その結果室内では

上に向かって暖かい空気は逃げ


逃げた分だけ入ってくるのは

外の冷たい空気な訳です


まるで家の中が

気球になったような状態


暖房しているのに

足元が寒い


すきま風を

感じる


その正体は

圧力による空気の動き


これが

繰り返されると

いくら暖房しても

家は暖まりません


暖房を強くしても

この空気移動が多くなるだけで

顔は暑いけど足は寒い


しっかりと断熱材が

入っていても

空気が動けば効果は

発揮されません


断熱と同じだけ大切な気密


断熱は熱の移動を

遅らせるもの


気密は空気の移動を

止めるもの


役割はまったく違い

断熱だけの家では

空気が動き暖かさが

逃げてしまう


断熱と気密が

そろってはじめて

空気は快適に


空気をどこで止め

どう流すか


それを考え

丁寧につくること

それは家づくりの基本


気球が空気の性質を

利用して飛んでいるように


家もまた空気の性質を

理解してつくられる

べき存在です


断熱と気密どちらも

欠かせません


家づくりは

見た目も大事ですが

まず性能から

そして性能は数値より考え方

その考え方は空気から始まるのです



それではまた次回(^^)

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室温だけでは暖かさは決まらない

2026/01/25

皆さんこんにちは

KATSUKENの勝部です

家が寒い暑い

結露するしない


こうした話をするとき

多くの場合

基準になるのは室温です


今日は何℃?

エアコンは何℃設定?

外は寒い?


でも実際の暮らしは

それだけで

快適さは決まりません


ここで大切なになるのが

表面温度です


空気の温度ではなく

壁や窓

床や天井

人が直接触れ

そして感じている

「面」の温度です


ここで1つの目安となる

考え方があります


体感温度=

(空気温度+表面温度)÷2


たとえば

空気の温度が22℃でも

壁や窓の表面温度が14℃なら


体が感じる暖かさは

(22+14)÷2

=18℃


設定温度より

はっきり寒く感じますよね


逆に空気の温度が20℃でも

壁や窓の表面温度が

20℃近くあれば


体感温度も

ほぼ20℃


数字以上に

暖かく穏やかに感じます


冬窓の近くに立つと

じわっと寒い


あれは冷たい空気が

流れているのもありますが

体の熱が

冷たい窓や壁に

奪われている

いわゆる

放射の影響


表面温度が低いと

風がなくても

人は寒さを感じます

夏は逆ですね


そして

この表面温度こそが

結露とも

深く関係しています


空気中の水蒸気は

冷たい面に触れた瞬間

水に変わる


結露は

空気の問題ではなく

面の温度の問題


表面温度が

露点温度を下回った

その瞬間に

結露は起きる


先週のメルマガでは

結露、カビのお話をしましたが

ここら辺が最終章


つまり

本当に大切なのは

室温を上げることではなく

冷たい面をつくらないこと


断熱とは

空気を温めるための

ものではありません

熱を断つから断熱


これ↓


壁や窓

床や天井の

表面温度を

下げないための技術です


高断熱の家では

壁も窓も

人の体温に近づく


だから

エアコンを

強く使わなくても

寒くない


足元も冷えにくい

窓際もつらくない


そして

結露もしにくい

暖房している感じが

しないのに暖かい


これは

魔法ではなく

表面温度が

きちんと整っている

ただそれだけの話です


家づくりとは

空気の温度を

追いかけることではなく


人が触れる面の温度を

どう整えるか


この視点を持つだけで

断熱の意味も

結露の考え方も

暖房の選び方も

大きく変わります


表面温度

それは

数字には表れにくいけれど

体が正直に感じ取っている


暮らしの質を決める

とても大切な指標です


それではまた次回(^^)

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意味のある性能とは何か

2026/01/11

皆さんこんにちは

KATSUKENの勝部です

先日友達工務店さんの自宅

パッシブハウスに

お邪魔してきました


素晴らしい空気感

見事な物でした


当社の物件を見学に来られてから

付加断熱を標準仕様として

あっという間に

パッシブハウスまで

私より若い社長さんですが

本当に素晴らしかったです


さてそんな本日は

意味のある性能とは何か

というお話です


高断熱高気密という考え方は

北海道で生まれ

長い時間をかけて

育ってきた技術です


寒さの厳しい地域では

家の中の熱を

いかに逃がさないかが

暮らしの快適性を

大きく左右する


そして家の寒さが

命に関わる事を知っていた


性能が低い家では

室内の空気が

外の空気と入れ替わり

いわゆる

すきま風が生じます


このすきま風による

熱損失は断熱性能を

もとにした一般的な

熱損失シミュレーションには

表れてきません


計算上は

良い家に見えても

実際に住むと

寒いということが

起こってしまうのです


建物の中の空気が

漏れてしまう理由は

大きく分けて

二つあります


一つ目は

内外の温度差


暖かい空気は軽く

隙間が多いと

家の上の方から

外へ逃げようとします


その時に出ていく分だけ

冷たい空気が

下から入り込み

室内の空気が

入れ替わってしまう


長年の研究により

気密性能が

C値1.0より良ければ

外気温が

氷点下になっても

家の空気が

逃げていくことは

ほぼ起こりません


これが

高気密住宅の

1つの基準として

C値1.0以下が

求められてきた理由


二つ目は

建物に当たる風


風が当たることで

建物の中の空気が

押し出されるように

入れ替わろうとします


比較的強い風が

吹いた状態では

C値1.0の家だと

1時間におよそ

0.2回ほど空気が

入れ替わる可能性がある


計画換気は

0.5回を前提としているため

風の影響が

無視できないことが

よく分かります


そのため

C値は0.7よりも

良い性能が

理想とされてきました


ただしこれは

すべての家に

当てはまる話では

ありません


住宅が密集している地域と

野原にぽつんと建つ家では

風の影響は

大きく異なりますよね


これまでの研究から

C値0.3程度まで

気密性能が

高まれば

強い風が吹いても

空気が

入れ替わることは

ほぼないのだと


逆に言えば

これ以上気密性能を

高めたとしても

建物の燃費に

影響を与えるということは

ほとんど無い

ということです


断熱や省エネの分野では

新住協

北総研

HEAT20などの

研究団体が

数十年にわたり

検証を重ねてきました


そして

どの団体も

意味のなくなってしまう

極端な高性能を

求めるべきだ

とは言っていません


それでも

一般の方の中には

C値が良い家こそ

良い家だ

C値0.0を

目指すべきだ

という声を

聞くことがあります


ですがそれは

建築工学的には

事実ではありません


換気が

より良くなる

という話も

耳にしますが

C値0.5以下であれば

体感できる差は

ほとんど無い


それよりも

空調機器の

選定や運用の方が

はるかに重要です


超高気密にする

唯一の意味があるとすれば

それは施工を成し遂げた

大工さんを称え

モチベーションを

高めるための

物差しとしてでしょう


住んでいる人の

暮らしそのものは

ほとんど

変わりません


それならば

多大な労力と

時間とコストを

必要以上の性能に

注ぎ込むよりも

別の領域に

力を使った方が

良い家になります


大切なのは

シンプルで

合理的な断熱工法を

選ぶこと


特別な技術を

必要とせず安定して

良好な気密性能を

確保できること


それは

工法の再現性と

均一な品質が

高いということでもあります


住まい手にとっては

安心につながり

つくり手にとっては

品質を保証しやすい


コストを

かけすぎることなく

高い性能を

安定して提供できる


これこそが長年改良され

完成の領域まで

高められてきた新在来工法


数字を誇るための

家づくりではなく

暮らしに意味のある性能を

積み重ねていく


誰かの自己満足ではなく

住い手の心地よさが重要


数字が大切なのではありません

意味のある事にお金を使いましょう


それではまた次回(^^)

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住まいが地球にできること

2026/01/04

皆さんこんにちは

KATSUKENの勝部です


2026年最初のブログ

今年もどうぞ

よろしくお願いいたします


お正月ゆっくり過ごしています

神社にお参りして

お酒飲んで

本を読んで

お酒飲んで

植物に水やりして

お酒飲んでww


明日仕事始めなので

今日から生活スタイルを

戻しますww


さてそんな本日は

住まいが地球にできること

というお話


地球上の二酸化炭素は

確実に増え続けています


原因は一つではありませんが

私たちの暮らしと深く関係している

という事だけは間違いありません


そんな中で

改めて考えたいのは

「木」の役割です


木は光合成によって

大気中のCO2を吸収し

炭素として体内に固定します


つまり

木が育つという行為そのものが

地球にとっての

CO2削減活動なのです


しかし

ここであまり知られていない

大切な事実があります


日本の山には

木はたくさんあります


けれど

戦後に植えられた人工林の多くは

すでに成熟期を迎え

CO2の吸収量が

落ちてきている木も

少なくありません


若い木は

ぐんぐん成長し

たくさんのCO2を吸います


一方で

成長が止まった木は

吸収量も次第に減っていきます


つまり

「木がたくさんある」

だけでは不十分


適切に木を伐り

新しい木を植え

森を若返らせることは

本当の意味での

環境保全につながるのです


では

伐った木はどうするのか


もし燃やしてしまえば

せっかく固定した炭素は

再びCO2として

空気中に戻ってしまいます


だからこそ

木は燃やすのではなく

使い続けることが大切です


木の家

木の家具

木の建具


長く使えば使うほど

炭素は地球上に留まり続けます


これは「カーボンを貯蔵する」

という考え方で

とても理にかなっています


私はこの話を聞いたとき

家づくりの意味を

改めて考えさせられました


木造住宅を建てることは

単なる住まいづくりではなく

地球環境への

小さくても確かな

貢献なのだと


さらに言えば

スクラップ&ビルドではなく

今ある家を活かす

リフォームや

リノベーションも

同じ考え方です


壊さず直し

使い続ける


それは資源を大切にする

だけではなく


すでに使われている木を

さらに長く

地球に留める

という行為でもあります


派手さはありません

けれど確実に意味がある


家は建てて終わりではなく

暮らしと共に

育てていくもの


そしてその積み重ねが

未来の環境を

つくっていきます


木を使うこと

木の家に住むこと


それは次の世代に

何を残すのかを

静かに考える

選択なのだと

私は思っています


あなたの家創りが

木に囲まれています様に

そしてそれが

共に地元で育った木で

あります様に


それではまた次回(^^)

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