BLOG 2026

意味のある性能とは何か

2026/01/11

皆さんこんにちは

KATSUKENの勝部です

先日友達工務店さんの自宅

パッシブハウスに

お邪魔してきました


素晴らしい空気感

見事な物でした


当社の物件を見学に来られてから

付加断熱を標準仕様として

あっという間に

パッシブハウスまで

私より若い社長さんですが

本当に素晴らしかったです


さてそんな本日は

意味のある性能とは何か

というお話です


高断熱高気密という考え方は

北海道で生まれ

長い時間をかけて

育ってきた技術です


寒さの厳しい地域では

家の中の熱を

いかに逃がさないかが

暮らしの快適性を

大きく左右する


そして家の寒さが

命に関わる事を知っていた


性能が低い家では

室内の空気が

外の空気と入れ替わり

いわゆる

すきま風が生じます


このすきま風による

熱損失は断熱性能を

もとにした一般的な

熱損失シミュレーションには

表れてきません


計算上は

良い家に見えても

実際に住むと

寒いということが

起こってしまうのです


建物の中の空気が

漏れてしまう理由は

大きく分けて

二つあります


一つ目は

内外の温度差


暖かい空気は軽く

隙間が多いと

家の上の方から

外へ逃げようとします


その時に出ていく分だけ

冷たい空気が

下から入り込み

室内の空気が

入れ替わってしまう


長年の研究により

気密性能が

C値1.0より良ければ

外気温が

氷点下になっても

家の空気が

逃げていくことは

ほぼ起こりません


これが

高気密住宅の

1つの基準として

C値1.0以下が

求められてきた理由


二つ目は

建物に当たる風


風が当たることで

建物の中の空気が

押し出されるように

入れ替わろうとします


比較的強い風が

吹いた状態では

C値1.0の家だと

1時間におよそ

0.2回ほど空気が

入れ替わる可能性がある


計画換気は

0.5回を前提としているため

風の影響が

無視できないことが

よく分かります


そのため

C値は0.7よりも

良い性能が

理想とされてきました


ただしこれは

すべての家に

当てはまる話では

ありません


住宅が密集している地域と

野原にぽつんと建つ家では

風の影響は

大きく異なりますよね


これまでの研究から

C値0.3程度まで

気密性能が

高まれば

強い風が吹いても

空気が

入れ替わることは

ほぼないのだと


逆に言えば

これ以上気密性能を

高めたとしても

建物の燃費に

影響を与えるということは

ほとんど無い

ということです


断熱や省エネの分野では

新住協

北総研

HEAT20などの

研究団体が

数十年にわたり

検証を重ねてきました


そして

どの団体も

意味のなくなってしまう

極端な高性能を

求めるべきだ

とは言っていません


それでも

一般の方の中には

C値が良い家こそ

良い家だ

C値0.0を

目指すべきだ

という声を

聞くことがあります


ですがそれは

建築工学的には

事実ではありません


換気が

より良くなる

という話も

耳にしますが

C値0.5以下であれば

体感できる差は

ほとんど無い


それよりも

空調機器の

選定や運用の方が

はるかに重要です


超高気密にする

唯一の意味があるとすれば

それは施工を成し遂げた

大工さんを称え

モチベーションを

高めるための

物差しとしてでしょう


住んでいる人の

暮らしそのものは

ほとんど

変わりません


それならば

多大な労力と

時間とコストを

必要以上の性能に

注ぎ込むよりも

別の領域に

力を使った方が

良い家になります


大切なのは

シンプルで

合理的な断熱工法を

選ぶこと


特別な技術を

必要とせず安定して

良好な気密性能を

確保できること


それは

工法の再現性と

均一な品質が

高いということでもあります


住まい手にとっては

安心につながり

つくり手にとっては

品質を保証しやすい


コストを

かけすぎることなく

高い性能を

安定して提供できる


これこそが長年改良され

完成の領域まで

高められてきた新在来工法


数字を誇るための

家づくりではなく

暮らしに意味のある性能を

積み重ねていく


誰かの自己満足ではなく

住い手の心地よさが重要


数字が大切なのではありません

意味のある事にお金を使いましょう


それではまた次回(^^)

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住まいが地球にできること

2026/01/04

皆さんこんにちは

KATSUKENの勝部です


2026年最初のブログ

今年もどうぞ

よろしくお願いいたします


お正月ゆっくり過ごしています

神社にお参りして

お酒飲んで

本を読んで

お酒飲んで

植物に水やりして

お酒飲んでww


明日仕事始めなので

今日から生活スタイルを

戻しますww


さてそんな本日は

住まいが地球にできること

というお話


地球上の二酸化炭素は

確実に増え続けています


原因は一つではありませんが

私たちの暮らしと深く関係している

という事だけは間違いありません


そんな中で

改めて考えたいのは

「木」の役割です


木は光合成によって

大気中のCO2を吸収し

炭素として体内に固定します


つまり

木が育つという行為そのものが

地球にとっての

CO2削減活動なのです


しかし

ここであまり知られていない

大切な事実があります


日本の山には

木はたくさんあります


けれど

戦後に植えられた人工林の多くは

すでに成熟期を迎え

CO2の吸収量が

落ちてきている木も

少なくありません


若い木は

ぐんぐん成長し

たくさんのCO2を吸います


一方で

成長が止まった木は

吸収量も次第に減っていきます


つまり

「木がたくさんある」

だけでは不十分


適切に木を伐り

新しい木を植え

森を若返らせることは

本当の意味での

環境保全につながるのです


では

伐った木はどうするのか


もし燃やしてしまえば

せっかく固定した炭素は

再びCO2として

空気中に戻ってしまいます


だからこそ

木は燃やすのではなく

使い続けることが大切です


木の家

木の家具

木の建具


長く使えば使うほど

炭素は地球上に留まり続けます


これは「カーボンを貯蔵する」

という考え方で

とても理にかなっています


私はこの話を聞いたとき

家づくりの意味を

改めて考えさせられました


木造住宅を建てることは

単なる住まいづくりではなく

地球環境への

小さくても確かな

貢献なのだと


さらに言えば

スクラップ&ビルドではなく

今ある家を活かす

リフォームや

リノベーションも

同じ考え方です


壊さず直し

使い続ける


それは資源を大切にする

だけではなく


すでに使われている木を

さらに長く

地球に留める

という行為でもあります


派手さはありません

けれど確実に意味がある


家は建てて終わりではなく

暮らしと共に

育てていくもの


そしてその積み重ねが

未来の環境を

つくっていきます


木を使うこと

木の家に住むこと


それは次の世代に

何を残すのかを

静かに考える

選択なのだと

私は思っています


あなたの家創りが

木に囲まれています様に

そしてそれが

共に地元で育った木で

あります様に


それではまた次回(^^)

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